彼からアナルセックスを求められた際に知っておくべき知識と方法

How toとコツ

 

付き合っている彼から「アナルセックス」したいと言われたら、ビックリしてしまいますよね。アナルセックスというと、何だか痛くて怖い、しかもとても汚いイメージがあることでしょう。いくら大好きな彼でも「ちょっと……」と思ってしまいますよね。

しかし、心配する必要はありません。事前にしっかり準備を整えておけば、安全に行うことができるのがアナルセックスです。アナルセックスは怖いものではなく、正しく行えばセックスのマンネリを打破したり、新しい性感帯を知ることができたりするキッカケにもなります。

ただし、事前の開発は絶対に欠かすことができないことや、男性側が動作に細心の注意を払う必要があることなど、カップルで気をつけるべき点はいくつもあります。どれかが欠けると安全なアナルセックスはできないので、カップルの協力や絆の深さが求められるプレイだと言えるでしょう。

アナル用のセックストイを開発すると、より効果的にアナルの開発を進めることができるのでおすすめです。本記事では、アナルセックスの特徴や方法、必ず守るべき注意点やセックストイの使い方などについて、ひとつずつ分かりやすく解説します。

プレイに興味がある男性は多い

パートナーからアナルセックスを求められたら、何だかビックリしてしまいますよね。彼にはちょっと変わった性癖があるのかな……なんてちょっと引いてしまうこともあるかもしれません。しかし、アナルプレイに興味がある男性は意外とたくさんいます。

ある調査によると約42%もの男性がアナルセックスを経験していて、約35%の男性は定期的にアナルセックスを行っているようです。そのため、彼氏からアナルセックスを求められる機会は、それほど珍しくないと言えるでしょう。

ただし、アナルセックスは正しい方法でやらないと危険です。彼とのアナルプレイを検討する際は、必ず次の3つの点を意識するようにしてください。

・いきなりアナルセックスは厳禁
・自分で開発してから本番に挑もう
・アナルセックスは怖いものではない

アナルセックスは事前の準備なしに、いきなりやっては絶対にいけません。特に、いきなりペニスを挿入しようとするなど、危険極まりない行為なので注意が必要です。アナルはヴァギナとは違い、そもそも排泄のための器官。そこにペニスのような太いものを挿入するのは、とても不自然で違和感のあることなのです。

そのため、ほとんどの場合はアナルに挿入されても痛いだけで、全然気持ちよくありません。彼とのアナルセックスを行う際は、事前に自分でしっかり「開発」しておく必要があります。開発して慣らしておくと、アナルセックスは決して怖いものではありません。

いきなりアナルセックスは厳禁!

アナルとは「肛門」のことで、アナルセックスは「肛門性行」を意味します。「なんでこんなのことをやるの?」と思うかもしれませんが、前述したようにアナルセックスが好きな男性は少なくありません。そのため、もしパートナーからアナルセックスを求められたら、つい受け入れてしまうこともあるでしょう。

しかし、いきなりアナルセックスをするのは絶対にいけません。なぜなら、アナル(肛門)や直腸(大腸の終端部分)は非常にもろく、次のようなケガや疾患を容易に負ってしまうからです。

・裂傷(裂けた傷)や擦過傷(こすり傷)
・裂肛(切れ痔)
・脱肛や直腸脱
・炎症性腸疾患(IBD)

アナルや直腸の本来の役割は排泄器官なので、ヴァギナ(膣)のように太いペニスを挿入するようにはできていません。そのため、いきなりアナルセックスをすると、アナルが裂けたり擦り切れたりして、切れ痔の原因になることがあります。

切れ痔になるとかなり痛いので、しばらくはアナルセックスどころではありません。こういったケガが深刻化すると、最悪の場合は人工肛門(ストーマ)が必要になってしまうことも……。おむつなしでは生活できなくなってしまうこともあるのです。

自分で開発してから挑もう

アナルセックスを事前準備なしに行うと、恐ろしいケガに繋がってしまう可能性があることが分かりました。こう言ってしまうと、アナルセックスというのは何だかとても怖くて、危ないことのような気がしてしまったでしょう。

しかし、自分で事前にしっかり開発してからアナルプレイに臨めば、そのような事態が起きることはまずあり得ません。もちろん、アナルはヴァギナのような「生殖器」ではないため、アナルをヴァギナのように使うのは困難です。しかし、挿入やピストン運動は無理なく行えるようになります。

アナル自体は性感帯のひとつなので、性的刺激を受ければ快感を得ることができます。しかし、ほとんどの人にとっての「アナル」は、「性的刺激」を得られるような性感帯にはなっていません。これはどういうことなのでしょうか。

分かりやすく言うと、多くの人のアナルはこれまで性的刺激を受けたことがないため、感度が低いということです。言い換えれば、これからアナルを刺激する機会を増やせば、感度が高まるということでもあります。アナルセックスを行うためには、アナルを性感帯に変えていく「開発」が必要不可欠なのです。

具体的な開発手順については後ほど詳しく解説しますが、開発を重ねることでアナルは確実に感じやすくなります。さらに、アナルを使うようにすることで肛門まわりの筋肉などがほぐれて、柔軟性も高くなっていくこともポイントです。前述したようにアナルは通常とても硬いので、とてもペニスを挿入することはできません。

しかし、アナルオナニーで開発してアナルを慣らしておくと、本番でも柔らかくほぐしやすくなるので安全にセックスすることができるのです。このように、事前の準備さえ行っておけば、安心してアナルセックスをすることができます。

アナルセックスは怖いものじゃない

前述したように、アナルセックスは決して怖いものではありません。もちろん、事前準備なしにいきなりアナルでセックスするのは、深刻なケガや病気につながることがあるので極めて危険です。しかし、アナルセックスに関する知識をしっかり身につけて、あらかじめアナルを開発しておけば、アナルセックスを安全に楽しむことができます。

実際に、ヴァニラセックス(普通のセックス)よりアナルセックスにハマってしまう女性も多いほど、アナルセックスは世界中で親しまれているのです。

アナルセックスになぜハマってしまうのかというと、その方が興奮できることが多いからです。本来はセックスをするための場所でないところでセックスをしている、という一種の「アブノーマル感」や「背徳感」のようなものが、より興奮を高めてくれるのでしょう。

しかも、アナルは筋肉によって強力に締め付けられるので、男女ともにヴァギナでのセックスよりも強い圧迫感や密着感のようなものを感じられることもあります。

先ほどご紹介した調査結果では、女性のアナルセックス経験率もありましたが、女性も3割~4割くらいはアナルセックスの経験がある、もしくは定期的に行っているようです。実に多くの人が、アナルセックスに入り浸っていることが分かりますね。

アナルだからこそ得られる快感や、一種のタブーを犯すような感覚が、カップルの興奮をより高めてくれるのでしょう。いろいろな注意点はありますが、一度アナルセックスにチャレンジしてみると、そういった感覚がよく分かるのかもしれません。

アナルセックスをするメリット

アナルセックスは事前の開発をしっかりやれば決して怖いものではなく、むしろアナルセックスにハマってしまう女性も少なくない、というのは先ほどご紹介したとおりです。しかし、なぜ多くの女性がアナルセックスのとりこになってしまうのでしょうか。よほどのメリットがなければ、わざわざアナルセックスをやろうとは思わないでしょう。

実は、アナルセックスには次の3点のような大きなメリットがあるからこそ、ハマるカップルが後を絶たないのです。

・マンネリの防止や打破に役立つ
・新たな性感帯を知ることができる
・ポルチオ開発もできる可能性もある

前述したように、アナルセックスはいわゆるアブノーマルなセックスの一種なので、これをやることで精神的に相当の刺激になります。セックスの刺激が足りなくなるとマンネリ化してしまいますが、刺激が強まれば熱い愛の時間を楽しめるものです。

また、アナルという新たな性感帯を知ることができるので、セックスのバリエーションも増します。やり方によってはポルチオ性感帯も刺激できるなど、とにかくアナルセックスは刺激たっぷりなのです。

マンネリ防止、打破となる

どんなに精神的に深く愛し合っているカップルでも、お付き合いが長くなると少しずつセックスがマンネリ化していきます。それは、同じシチュエーションやパターンで行為を繰り返すことが多くなり、少しずつ刺激が少なくなってくるからです。

言い換えれば、新たな刺激をセックスに取り入れることができれば、マンネリも解消できるということ。「最近セックスが楽しくなくなった……」「セックスがまるで作業みたい……」と感じているカップルこそ、アナルセックスを試してみるべきです。

今までヴァニラセックスしか経験したことのないカップルなら、アナルセックスは確実に強力な刺激となります。それは、アナルセックスはヴァニラセックスとは全く違うからです。まず、ペニスを挿入する場所が違います。

挿入する方・される方の感覚もいつもとは全く異なるでしょう。そういった様々な違いが、新たな興奮を呼び起こしてくれます。まるでいつも食べ慣れた料理に新たなスパイスを加えるように、セックスにピリッとした刺激的なスパイスを与えてくれるのです。

アナルセックスをカップルで取り入れてセックスの刺激が新たになると、自然と興奮も高まりやすくなります。興奮が高まれば気持ちよくなりやすくなるので、もうエッチで倦怠感を感じてしまうこともありません。

そのため、アナルセックスはカップルのマンネリ解消のために、とても役に立つプレイなのです。すでにマンネリ化してしまったカップルだけではなく、マンネリになってしまうのを防ぎたいカップルにも、アナルセックスは効果を発揮します。

新たな性感帯を知れる

アナルセックスをするためには開発が必要になりますが、これはすなわち新しい性感帯がひとつ増えるということです。性感帯とはつまり、気持ちいいポイントのこと。セックスで気持ちよくなるためには、性感帯の感度が高いことが欠かせません。

例えば、おっぱいで気持ちよくなりたいなら乳首、外イキしたいならクリトリス、中イキしたいならGスポットというような感じです。アナルを開発することで、そこにアナルも加えることができますよ。

基本的にアナルの性感帯はおっぱいに近いような感じで、クリトリスやGスポットでのオーガズムをサポートするような役割を果たしてくれます。アナルだけでイクというのではなく、アナルを刺激することによって性器でオーガズムに達しやすくなるのです。

女の子の性感帯が増えると、それだけ気持ちよくなってもらいやすくなるということなので、パートナーも喜んでくれますよ。セックス本番はもちろん、前戯の幅も広がってカップルで楽しめるようになるのです。

もちろん、セックスだけではなくオナニーでも、アナルを刺激することができます。性感帯は少ないよりも多いに越したことはありません。なぜなら、性感帯が多い方がそれだけ気持ちよくなれるチャンスが増えて、オーガズムに達しやすくなるからです。

アナルという性感帯が増えることによって、オナニーがとても楽しくなります。例えば、クリトリスを愛撫するときにアナルも一緒に刺激して、相乗効果で快感をさらに高めるなど、工夫次第でアナルの性感帯は心強い味方になってくれるでしょう。

ポルチオ開発もできちゃうかも?!

アナルセックスを行うと、実は「ポルチオ性感帯」の開発もできるようです。ポルチオ性感帯は「Cスポット」とも呼ばれ、膣の一番奥の「子宮頸部」という突起部分にある性感帯のこと。

このポルチオを刺激することによって、クリトリスやGスポットとは異なる、とても深くて長続きする特殊なオーガズムに到達できることがあるのです。アナルセックスをすると、このポルチオも刺激することができて、オーガズムに達しやすくなるかもしれません。

なぜなら、ポルチオは子宮の下部つまり背中側にあり、アナルの奥の方とポルチオは密接しているためです。ただし、アナル側からのポルチオ刺激は身体の構造上、相当のカリ高ペニス(亀頭部分が張り出しているペニス)や、お互いの身体の相性が求められます。

また、アナルポルチオはヴァギナからのポルチオ責めよりずっと難しく、男性側の相当なテクニックも必要です。そのため、基本的にはアナルからのポルチオ開発は、あまり期待しない方が良いでしょう。

アナルセックスまでの手順

カップルでアナルセックスを行うと、いろいろな嬉しいメリットがあることが分かりました。なんといっても性感帯がひとつ増えるので、彼とのエッチをより楽しめるようなるのは、とても嬉しいところですよね。

ただ、アナルセックスは正しい手順で行わないと、大きなケガを負ってしまうことがあるので注意が必要です。そのため、アナルセックスは次の4つの手順で慎重に行いましょう。

・まずは指を挿入してみる
・アナル用グッズで拡張する
・セックストイを使ってみる
・いよいよアナルセックス本番

アナルセックスを行う際は、絶対にいきなりペニスを挿入してはいけません。まずは必ず指を使ってアナルをほぐして、慣らしておく必要があります。それから、「バットプラグ」アナル用グッズでアナルをしっかり拡張して、ペニスを挿入しやすい状態にしましょう。

さらに、アナル用のディルドやバイブなどのセックストイを活用してアナルを慣らせば、ペニスを挿入する準備が整います。これらの手順について見ていきましょう。

指を挿入してみて

アナルプレイを行うときは、必ずアナルを前戯で慣らしておく必要があります。通常のセックス、つまりヴァギナを使うセックスをするときでも、いきなりペニスを挿入することはしないですよね。いきなり入れたらヴァギナが痛くて、セックスどころではなくなってしまうからです。

これはアナルセックスでも全く変わりません。アナルプレイの前はアナルを愛撫して、ペニスを受け入れる準備を整えておく必要があります。

ちなみに、アナルプレイを行う際は必ず浣腸して、アナルや直腸を綺麗に洗浄しておくことをおすすめします。何らかの理由で浣腸ができない、もしくは浣腸したくない場合は、シャワーやウォシュレットなどで何回か洗浄するのでも構いません。

こうしたアナルの洗浄をすべき理由は、お互いに集中して快感に身を委ねるためです。アナルの汚れなどが気になってしまっては、プレイに集中することなどできません。

アナルへの愛撫は指で行います。指でアナルを軽く押すような感じでマッサージして、少しずつほぐしていきましょう。このとき、女性側でアナルに力を入れたり緊張したりせずに、リラックスしておくことが大切です。

アナルをいじられるというのは、慣れるまではとても気持ちのいいものだとは言えません。不快感があるのでつい精神的にリラックスして、身体がこわばってしまうこともありますが、できるだけ力を抜きましょう。

アナルがほぐれてきたら次は指を挿入するのですが、必ず1本だけでしかも一番細い小指から入れるようにしてください。小指は短いので奥まで這入りすぎることがなく、直径1cm程度なので慣れないアナルでも比較的容易に挿入することができるでしょう。

それから指をゆっくりピストン運動させて、それも慣れてきたら中指もしくは小指を入れます。最終的に2本の指が同時に入るようになったらこのステップは完了です。

グッズを使って拡張

アナルに指が満足に入るようになったら、次はアナル用のグッズを活用して、アナルを拡張するときです。実はアナルは強力な筋肉によって包まれています。これは、直腸内の排泄物などが意図せず流出するのを防ぐためなので、そのためにアナルはとても硬く閉ざされているのです。

先ほどのステップで指が2本入るようになりましたが、それでもまだまだペニスを受け入れることはできません。セックスするためには、アナルをもっと拡張する必要があります。

ペニスの太さは3cm以上もあり、彼が巨根の場合だと4cmを大きく上回ることもあるでしょう。それだけ太いものを受け入れるのは、平常時のアナルではまず不可能です。そこで「アナルプラグ(バッドプラグ)」というセックストイを使って、アナルを効果的に拡張させてみましょう。

バッドプラグ(アナルプラグ)は、アナルに挿入した状態で固定するグッズで、基本的にアナルを拡張するためだけに使います。本来、アナルプラグは挿入したまま日常生活を送るという使い方が一般的ですが、セックスの前戯で短時間だけ使うという方法も効果的です。

アナルプラグにもサイズがありますが、まずは無理のない細めのサイズからチャレンジしてみましょう。いきなり太いものを使っても入りませんし、無理に挿入しようとしてケガをしてしまう恐れもあります。

バットプラグはアナルを確実に拡張してくれる効果があるので、焦らず少しずつ広げていきましょう。最初は緩めのプラグから初めて、徐々に太めのものへ変えていくと、無理なくアナルを愛撫して慣らしていくことができます。アナルプラグでペニス受け入れの準備を整えましょう。

セックストイを用いる

アナルプラグでアナルを十分に拡張できたら、次はアナル用のディルドやバイブレーターなどのような、セックストイでさらにアナルの準備を万全にしましょう。ディルドやバイブはペニスを模して作られているので、形状やサイズも本物そっくりです。

つまり、セックストイを問題なくアナルに挿入できるようになったら、彼のペニスも同じように受け入れられるということ。アナル用のセックストイを使うときは、必ずゆっくり挿入するようにしてください。

これまで指やバットプラグでアナルを慣らしているとはいえ、即座にディルドやバイブを挿入できるわけではありません。グッズをグッと勢いよく押し込んだり、激しくピストン運動させたりすると、やはりケガをしてしまう原因になるので注意が必要です。

アナルにグッズを挿入するときは、あくまでゆっくり行うようにパートナーに伝えてください。このとき、ローションの使用も絶対に欠かせません。ヴァギナと違ってアナルは性的刺激を与えても濡れないので、そのままセックストイを挿入すれば激痛やケガにつながってしまいます。

アナルにセックストイを挿入するときは、必ずローションを使ってください。ローションも通常のラブローションではなく、アナル用のアナルローションを使うのがベターです。アナル用ローションは、アナル内に使用しても腸の状態を崩しにくいように成分が工夫されています。

さらに、腸壁を保護してくれるような成分が配合されているものもあるので、事前に用意しておきましょう。ローションを使ってセックストイを、まずは浅めに挿入してみてください。

セックストイをゆっくり前後に動かして、アナルの前半部分を慣らします。それで特に痛みを感じないようであれば、さらに奥まで進んで丁寧にピストン運動をします。直腸を刺激すると一部が膣側へ伝わるので、少し続ければ快感のようなものを得られるでしょう。

アナル用のディルドやバイブを挿入することができて、しかも快感を得られるようになったら、アナルセックスへの準備は完全に整いました。後は、いよいよ彼のペニスを受け入れて、本番のアナルセックスをスタートするときです。

アナルセックス本番

これまでの手順でアナルを十分に愛撫して慣らしたら、もうアナルセックス本番の準備は整っています。男性がペニスにコンドームを装着したら、ゆっくり「後背位(バック)」で慎重に挿入してもらいましょう。後ほど改めて解説しますが、アナルセックスでもコンドーム装着は必須です。

ペニスの挿入時に男性側が最も注意すべきことは、「ヴァギナと同じ調子でやらない」こと。繰り返しになりますが、アナルは生殖器ではなく、本来は何かを挿入することは想定していません。

アナルセックスを安全に成功させるためには、アナルはヴァギナとは全く違った仕様であることを、男性側がしっかり認識しておかないといけません。いきなりガッと挿入したりパコパコ激しくピストン運動したりすれば、たとえ事前のアナル開発や愛撫をしっかり行っていたとしても、肛門や腸壁を損傷してしまいます。

アナルセックスは「ゆっくり慎重に」を心掛けて行ってください。ただ、その点にさえ注意しておけば、基本的な動作自体はヴァニラセックスとあまり変わりません。

アナルセックスでは基本的に後背位で挿入してもらいましょう。なぜなら、バックの体勢を取ると直腸がまっすぐ伸びて、比較的挿入しやすくなるからです。もちろん、アナルセックスに慣れてきたら他の体位でも構いませんが、初心者の方はできるだけバックの体位をおすすめします。

挿入は「遅すぎる」くらいのペースで行い、始めは深く挿入せずに「浅め」にすることが大切です。ローションが乾いてくるとすぐに痛みが出てくるので、必ず適度なタイミングでローションを追加してもらうようにしてください。

挿入後はゆっくり動くことが鉄則ですが、同時にクリトリスや乳首なども刺激してもらうとベターです。こうすることで、アナルへの刺激が他の性感帯での快感と結びついて、「アナルが気持ちいい」と脳が感じるようになります。

その結果、アナルセックスで少しずつ快感を得ることができるようになるのです。男性がオーガズムに達してセックスを終えてペニスを抜くときも、アナルや直腸を傷つけないようにゆっくりしてもらいましょう。注意すべき点がたくさんありますが、基本的にはこの手順で安全なアナルセックスができます。

アナルセックスの際の注意点

アナルセックスは通常のヴァニラセックスとは全く違った刺激があり、それが新たな快感となります。事前の準備さえしっかり行って開発すれば、本番のセックスでも大怪我をするようなことはありません。

しかし、アナルの愛撫や拡張、挿入時の動作や力加減などに不備があると、痛みやケガの原因になってしまうこともあるので、正しい方法で行うことが重要です。アナルセックスを行う際は、カップル双方が次の5つの点に注意する必要があります。

・未開発の状態では絶対にやらない
・いきなり深い挿入や激しい動きをしない
・男性に必ずコンドームを着用してもらう
・愛撫や挿入時は必ずローションを使う
・そのまま普通のセックスをしない

アナルセックスは未開発、準備不足の状態でやってはいけません。慣れるまでは深い挿入や激しい動きも厳禁です。また、コンドームとローションの使用は必須なので、必ず用意しておきましょう。意外と見落としがちなのが、一度アナルに挿入したペニスを、そのままヴァギナにも挿入してしまうことです。

こんなことをすると、アナル内の細菌やウイルスなどがそのまま膣に移ってしまいます。これらの注意点について詳しく確認していきましょう。

未開発の状態ではしない事

アナルセックスは未開発の状態では絶対に行ってはいけません。なぜなら、性的な刺激に慣れていないアナルはとても硬く閉ざされていて、精神的にも緊張してしまうからです。不安や恐怖などは筋肉をこわばらせるので、なおさらアナルも硬くなってしまいます。

そんな状態で指やペニスを挿入するのは、まるで鍵を無理やりにこじ開けるようなもの。ドアが壊れるようにアナルも損傷してしまいます。その結果、人工肛門になってしまい、一生おむつをつけないといけない身体になるかもしれませんよ。

先ほども何度かお伝えしたことですが、アナルはヴァギナとは違って「生殖器」ではありません。ヴァギナは生殖器なので、元々ペニスを挿入することを前提として構成されています。しかし、肛門や直腸は排泄のための器官であり、何かを挿入するためには作られていません。

そのため、アナルはヴァギナの代わりになるものではなく、全く違った性質のものなのだということを、カップルで理解しておく必要があります。これらのことから、アナルセックスを行う際は必ず事前に開発して、アナルを性的な行為や刺激に慣らしておく必要があるのです。

アナルオナニーを行って自分でアナルを開発していたとしても、挿入前の前戯は絶対に必要です。この手順を欠かすと、挿入時にアナルや直腸を痛めてしまうことがあります。先ほどご紹介した手順で、アナルのマッサージをきちんと行ってアナルを柔らかくほぐしてから、指やアナルプラグ、セックストイなどでアナルや直腸を慣らすようにしましょう。

特に、アナルセックスに少し慣れてくると気が緩んで、前戯の手順を疎かにしてしまうこともあるので注意してください。

いきなり激しい動きはNG

これは男性側が特に注意すべきことですが、アナルに挿入してからいきなり深く挿入したり、激しく動いたりしては絶対にいけません。アナルはヴァギナとは全く違うということを、彼によく理解してもらう必要があります。

ヴァギナは生殖器なので、少し愛撫すれば濡れてきて挿入できるようになるでしょう。元々ペニスを挿入することを前提として構成されている器官なので、正常なセックスの範囲内ならヴァギナがケガをすることもまれです。

しかし、アナルは何かを「出す」ための場所なので、それに逆行する挿入はとても負担が大きいのです。太いセックストイやペニスを挿入するときはもちろん、たとえ細い小指を挿れるときであってもそれは変わりません。

先ほどもお伝えしたように、アナルはとても繊細で傷つきやすいので、ペニスを挿入するときは特に動き方や力加減に注意が必要です。特に男性のペニスが「太い」場合は、しっかり前戯を行っていたとしても痛いことがあります。

ちなみに、アナルに挿入されたときに「あっ……」と声が出てしまうかもしれませんが。しかし、これはアナルや直腸が圧迫されて思わず出てしまう声で、気持ちいいから出すものではありません。男性に「気持ちいいのだ」と勘違いされて、ガンガン動かれる可能性もあるので注意してください。

また、アナルは締め付けが非常に強力なので、挿入している男性は相当の快感を得ることができます。気持ちよくなると男性の興奮が高まり、ついつい激しく動いてしまうことがあるかもしれません。しかし、それではアナルを傷めてしまうので、必ずパートナーに注意しておきましょう。

必ずコンドームを着用する

アナルセックスは中出しできるのが大きなメリット、と紹介されていることも少なくありませんが、それは大きな間違いです。アナルセックスでもヴァニラセックスと同じく、コンドームの着用は必須になります。

むしろ、アナルセックスの方が衛生面の観点から、なおさらコンドームの装着は重要です。アナルは排泄のための器官なので、決して綺麗な部分ではありません。たとえ事前に浣腸を行っていたとしても、腸内が除菌されるわけでは決してないので、衛生上とても危険なところなのです。

そのため、お互いの安全のためにも、男性には必ずコンドームを装着してもらってください。もちろん、男性がアナルに中出しをすることもできません。もしパートナーが生で挿入したいと言っても、絶対に断るようにしてください。

アナルへの生挿入は、男性側に特に危険だということを伝えましょう。アナル内部には細菌(特に腸内細菌)やウイルスなどが、無数に生息しています。そこへペニスを生挿入すると、そういった危険なものがペニスにたくさん付着することに。その結果、ペニスが恐ろしい感染症に罹る恐れがあります。

アナルセックスが原因で罹る恐れがあるのは、もちろんSTD(性感染症)もありますが、それ以外にも腸内細菌などの常在菌が原因で起こるものもあります。例えば「尿道炎」や「膀胱炎」などです。いずれもペニスの尿道口から入り込んだ細菌が原因で、尿道や膀胱などに過度の炎症が起きる疾患で、ひどい場合は激痛や高熱などが出ます。

しかも、膀胱から腎臓へ細菌が移動すると、細菌性の腎炎になって腎不全になってしまう危険性もあるのです。こういった危険があるため、アナルセックスを行う際は、必ず男性にコンドームを着用してもらいましょう。

ローションは必需品

アナルはヴァギナとは違って、性的刺激を与えても自然に濡れることはありません。そのまま指やペニスなどを挿入するとケガをするので、アナルセックスを行う際は必ずローションを使用しましょう。

アナルの刺激を続けているとまれに濡れてくることがありますが、これは腸に異物が侵入した際の防御反応として分泌される「腸液」です。男性器のカウパー氏腺液や女性器の膣分泌液などとは大きく異なります。量も少なくすぐに乾き、潤滑剤としての役割は全く果たさないので注意が必要です。

ローションにはウォーターベース・オイルベース・シリコンベースといった主に3種類のタイプがあります。しかし、アナルセックスを行う際はアナル用の「アナルローション」を使用するようにしてください。

通常のローションを腸内に入れると、腸内環境が乱れてしまうことがあるからです。このタイプはアナルセックスのために開発されたものなので、様々な点で肛門や直腸に最適化されています。

例えば、腸内に入れてもお腹の調子を崩すことがないように工夫されていたり、腸壁を保護してくれる成分が入っていたりするなどです。ちなみに、アナルローションが手に入らない場合でも、オイルベースのローションだけは避けてください。

なぜなら、オイルベースのローションは、ラテックス素材にダメージを与えるからです。ほとんどのコンドームはラテックス製なので、挿入中にコンドームが破れてしまう恐れがあります。

ちなみに、ウォーターベースのローションは腸壁にダメージを与えて、感染症のリスクが高まるという研究報告があります。しかし、実際に腸壁のダメージが問題になるかどうかは未確定です。

一方で、ウォーターベースのローションは、コンドームの強度を高めるというデータもあります。これらの観点から、アナルセックスのときはできるだけアナルローションを使い、もし手に入らない場合は、オイルベースだけは避けるべきだといえるでしょう。

そのまま普通のセックスをしない

意外と見落としてしまいがちなことですが、一度ペニスをアナルに挿入したら、その後絶対にヴァギナに入れてはいけません。もちろん、コンドームを装着している場合でも同様です。アナル挿入後にヴァギナにも入れるというのは、ポルノなどではよく見られる光景かもしれません。

そのため、これをやりたい男性もいるはずです。しかし、こういうことは極めて危険なので、絶対にやらない・彼にさせないようにしてください。

なぜなら、コンドームに付着した細菌などが、そのまますべて膣内に入ってしまうからです。しかも、こちらは女性側に多大な悪影響があります。腸内細菌、特に大腸菌は腸内では重要な役割を担っていますが、外部に出ると病原菌になるので危険です。

特に、細菌性膣炎は重傷化すると不妊症の原因になってしまうこともあります。セックスどころではない重大な事態になるので、くれぐれも男性には膣内に挿入させないようにしてください。

ちなみに、一度コンドームを外して新しいものを装着する場合も、手を洗ってから新しいコンドームを装着することをおすすめします。なぜなら手もアナルに触っていて汚れているからです。

男性としてはやはり最後はヴァギナでフィニッシュしたい、と思うことも多いようですが、その場合は衛生面に注意してもらうように伝えましょう。アナルセックスをするときは、安全に注意するに越したことはありません。

ついでにアナルオナニーもできる

アナルセックスでアナルを開発すれば、ひとりエッチのときにアナルオナニーをすることができます。むしろ、あらかじめアナルオナニーでしばらくアナルを開発しておいてからセックスする方が良いくらいなので、彼とのプレイを検討するならぜひアナルオナニーをしておきましょう。

アナルオナニーをする大きなメリットは、「オナニーのバリエーションが増える」こと「アナルを開発できる」ことの2つです。

オナニーはとても楽しくて気持ちいいものですが、いつもクリトリスを刺激する普通のオナニーばかりやっていると、どうしても飽きることがあります。オナニーの種類は大きく分けて、クリトリスオナニー・ヴァギナオナニー・アナルオナニーの3つです。クリトリスオナニーは陰核(クリトリス)を、ヴァギナオナニーは膣(ヴァギナ)を刺激するテクニック。

そしてアナルオナニーはアナルを刺激するオナニーです。アナニーをするとアナルも開発できるので、彼を喜ばせることができますよ。オナニーのバリエーションを増やすためにも、ぜひアナルオナニーを取り入れましょう。

アナルオナニーのやり方は、基本的には今回ご紹介したアナルセックスの要領を、自分ひとりでやるだけです。つまり、アナルの愛撫やマッサージ、指やグッズなどのステップを、普段のオナニーをやるときのように行うということ。

しかし、自分でアナルを刺激するのはなかなか難しいことがあります。そのため、アナル用のセックストイを使うのが効果的です。主要なアナル用グッズには「アナルディルド」「アナルバイブ」「アナルプラグ」「アナルビーズ」などがあります。

ディルド・バイブ・プラグについては先ほどご紹介したとおりです。アナルビーズはたくさんの玉が一本に繋がったグッズで、主にアナルの拡張のために使います。アナルオナニーの注意点は、アナルに使ったグッズをヴァギナに使わないことです。

繰り返しお伝えしているように、一度アナルに挿入したものをヴァギナに入れると、重篤な感染症の原因になります。そのため、基本的にはヴァギナ用グッズとアナル用グッズは、はっきりと区別して使うようにしましょう。

まとめ

アナルセックスの特徴や方法、必ず守るべき注意点やセックストイの使い方などについて解説しました。彼にアナルセックスを求められたときは、絶対にいきなりやってはいけません。アナルセックスには事前準備や開発が欠かせないからです。

今回ご紹介した手順や注意点を守れば、アナルセックスは安全に行うことができるので怖いものではありません。最後に、アナルセックスについて、重要なポイントをおさらいしておきましょう。

カップルがアナルセックスを行うべきなのは、マンネリの防止や新たな性感帯の発掘に大きな効果があるからです。エッチの快感を高めるためには、新たな刺激が欠かせません。

アナルセックスにはアブノーマルな興奮があるため、カップルのマンネリ解消にピッタリなのです。アナルセックスを行う際は、安全性を確保するために事前に浣腸や洗浄を行って、アナルと直腸を綺麗な上体にしておきましょう。

まずはアナルを優しくほぐして、小指を1本挿入します。慣れたら中指を1本入れて、最終的に2本挿入できるようになったら、次はアナル用グッズで拡張しましょう。

それからセックストイでアナルを完全に慣らしたら、いよいよペニスの挿入です。このとき、激しく動くとアナルを損傷してしまうので、彼にはゆっくり丁寧に動くように伝えてください。アナルセックスを安全に行って、セックスに新たな刺激を取り入れてみましょう。