ディルドデビューする際に知っておくべき知識

大人の玩具

「ディルド」はあらゆるセックストイの中でも、最もベーシックなグッズです。男性のアソコを模したディルドは、実は古代社会でもたくさんの女性に愛用されていました。現代の女性もディルドの魅力を知れば、きっと使いたくなるはずです。

ディルドの最大のメリットは、自分好みのアソコの形をしたグッズを安く手に入れることができて、しかもいつでも思いどおりに使えること。性感帯の開発や発見に最適なおもちゃです。

振動機能がないからこそ、ディルドは思いどおりの刺激で楽しむことができます。指を使ったオナニーではなかなか難しい、Gスポットやポルチオ性感帯を刺激して、ひとりエッチでも中イキしやすくなりますよ。

しかし、ディルドには素材やサイズなど様々な種類があるので、自分に合うものを選ぶことが大切。衛生面での注意も欠かせません。そこで本記事では、ディルドのメリットや使い方、注意点などについて徹底解説します。

ディルドって何?

「ディルド」とは男性器を再現したセックストイのことです。別名「張形」とも呼ばれ、ペニス形状を忠実に再現していることが特徴で、色味やシワなど細部まで作り込まれているものもあります。

実は、ディルドは世界最古のセックストイとも言われており、古代社会の女性に親しまれていたようです。構造は非常に単純で、シリコンやエストラマーなどの軟質樹脂で全体が作られているだけで、振動機能などのギミックはいっさいありません。

ディルドは女性器に挿入して使用するためのセックストイです。基本的にはセックスのときに男性がやるように、挿入したディルドを前後に動かしてピストン運動させます。こうすることで膣内の性感帯が刺激されて、快感が高まっていくのです。

電動機能がないため扱いには慣れが必要ですが、振動しないがゆえに自分の思いどおりに動かすことができ、オーガズムに達しやすいこともあります。特に、膣内の一番奥にあって快感も最も強いと言われている、「ポルチオ性感帯」を刺激しやすいことが大きな魅力です。

しかも、ディルドは他のセックストイと比べて、振動機能がないため価格も安いものが多いです。リアルな男性のペニスと同じように、ディルドもタイプによってフォルムやサイズが違っていて、自分好みのものを手に入れることができます。

一方で、ディルドは膣内に挿入して使うものなので、衛生面には細心の注意を払うことが必要です。正しい使い方を実践すれば、ディルドは他のどんなグッズよりも魅力的なグッズになります。これからは、そんなディルドについてさらに深く掘り下げていきましょう。

他のセックストイとの違いって?

女性向けのセックストイというと、一般的には「ローター」「デンマ」「バイブ」などの方が有名です。これらのグッズは振動機能がついているため、初心者の方でも比較的簡単に扱うことができます。しかし、ディルドはこれらのグッズとは大きく異なっていることが特徴です。

そのため、あえてディルドを使うという女性も少なくありません。ディルドが他のセックストイと違うのは、主に次の3つのポイントです。

・電動式ではない
・自分で動かして使う
・疑似セックスができる

ディルドは電動式ではなく、すべて自分で動かして使います。難しそうで面倒くさそうに感じるかもしれませんが、手動だからこそのディルドのメリットもあるのです。

特に、振動機能に惑わされず自分の思いどおりに動かせるというのは、ディルドの大きなメリットだといえます。疑似的なセックスができるのも魅力的です。ディルドが他のグッズとは異なっている点について、それぞれ詳しく掘り下げていきましょう。

電動式ではない

セックストイとして有名なローター・バイブ・デンマといったグッズは、いずれも電動式の振動機能がついています。しかし、ディルドには振動機能はありません。ここがディルドと他のセックストイの最も大きな違いで、ディルドならではの特徴だと言えるでしょう。

ちなみに「電動ディルド」という名目で販売されているグッズもあります。しかし、電動機能のついたディルドは「バイブレーター」に分類されるので、厳密にはディルドではありません。

電動式ではないことから、ディルドには3つのメリットがあります。「音が出ない」「リアル感がある」「リスクが低い」ことです。多くのセックストイは電動式のため、大なり小なりモーターなどの駆動音が出ます。安価なグッズだと相当にうるさいものがあり、オナニーに集中できませんし住宅事情によっては騒音が気になってしまうことも。

ディルドはもちろん音などしないので、余計なことを気にせずにオナニーで快感に没頭できます。また、詳しくは後ほど改めて解説しますが、ディルドにはブルブルと震えるような振動がないため、かえってリアル感があることも魅力です。

最後に、ディルドは振動によって性器を傷つけることがありません。あまり振動の強いグッズを使いすぎると、膣内の微細な神経を傷つけて、感度が低下してしまうという懸念があります。電動グッズの害については科学的に実証されているわけではなく、適切な強度の振動なら特に大きな問題はないはずです。

しかし、電動グッズはさらなる快感を求めて、ついつい振動を強くしてしまいがち。ディルドならそもそも振動がないので、基本的にはリスクフリーで楽しむことができます。

自分で動かして使う

ディルドには振動機能がありません。言い換えれば、他のグッズのように膣内に入れるだけで気持ちよくなるというものではなく、自分で動かさないと快感を得られないということです。これはデメリットのように感じるかもしれません。

しかし、実は振動機能のあるバイブレーターと比べると、ディルドの方が自由度は高くなります。なぜなら、振動機能に邪魔されることなく、自分の好きなように動かして使うことができるからです。

後ほど改めて解説しますが、振動機能は意外と邪魔になることがあります。性感帯を刺激するためには、細かな振動機能だけではなく、やはりペニスのようにピストン運動させることが重要です。しかし、振動のタイプによってはバイブを動かすと痛くて、思うようなスポットに当てられないことがあります。バイブにスイング(首振り)やピストンの機能があるものだと、なおさらのことです。

それならバイブの振動機能を切って使えば良いように思えるかもしれませんが、バイブは内部にいろいろな機器が入っているため、ディルドと比べるとずっと重いのです。また、バイブの形状によっては、そもそも自由に動かすこと自体が難しいことも。

特に、クリトリスバイブ(ローター)が付いた二股タイプ(ラビットタイプ)のバイブの場合は、奥に入れようとするとクリトリスに引っ掛かって、思うように動かせないこともあります。

一方で、ディルドならそういった制約はいっさいありません。そもそもバイブ自体が男性器の張形、つまりペニスそっくりに作られたおもちゃなので、ペニスにできることは基本的にディルドにもできます。

つまり、ディルドはバイブレーターと比べて、自分の思いどおりにコントロールしたり、変化をつけたりしやすいということです。実際のセックスに備えてオナニーで身体を磨きたい人には、ディルドは最高のグッズになりますよ。

疑似セックスが出来る

ディルドは疑似的なセックスを楽しむこともできます。先ほどもご紹介したようにディルドは本物のペニスそっくりです。そのため、リアルなセックスを再現することも難しくありません。例えば、底面に吸盤がついたタイプのディルドでは、騎乗位の練習をすることができます。

やり方はとても簡単で、ディルドの吸盤を床や机などに密着させるようにして、その上にまたがるだけです。後は腰を上げたり下ろしたりすると、まさに本物のセックスさながら。

やり方によっては後背位を疑似体験することもできます。壁の表面がクロスではなく、木材など吸盤が吸着しやすい材質のものなら、そこにディルドをくっつけることができるかもしれません。ちょうどヴァギナの高さくらいにディルドを設置したら、後はディルドの方へ膣を持っていって動きます。

ただし、激しく動くとディルドが落下してしまうので、テープで固定するなどの対策をとる必要がありそうです。セックスの練習というのとは少し違いますが、バックの快感を楽しむことができますよ。

また、ディルドはリアルなペニスに近いので、フェラチオの練習をするのにも役立ちます。男性にとってフェラチオはとても重要で、フェラが上手な女性とのエッチは特に燃えるようです。フェラチオにはいくつかコツがありますが、特に亀頭を上手に刺激できるようになると彼の快感が高まります。

このように、ディルドで前戯や挿入時の動きの練習をしておくと、本番のセックスで彼を喜ばせることができますよ。こんなことができるのもディルドならではの魅力です。

ディルドを使うメリットを紹介

ディルドには振動機能がないため、自分で動かさないといけません。しかし、電動機能に邪魔されることなく自由自在に動かすことができるので、むしろバイブよりも便利に使うことができます。しかも、疑似的なセックスで本番の練習ができることも魅力です。しかし、ディルドの素晴らしさはそれだけではありません。ディルドには他にも次の4つのメリットがあるのです。

・性感帯の開発に最適
・ポルチオイキもできる
・安いので導入しやすい
・自分好みのペニスを選べる

ディルドは自分の思いどおりに動かすことができるので、実は性感帯の開発に最適です。奥までスムーズに挿入できるので、ポルチオという特殊な性感帯を刺激して、オーガズムに達することもできます。

しかも、ディルドは他のセックストイと違って価格が安いので、オナニーへ手軽に取り入れることができるのも大きな魅力。自分好みのフォルムやサイズのペニスを選ぶと、最高のひとりエッチを楽しめるようになるかもしれませんよ。

性感帯開発に最適

ディルドには振動機能がありません。言い換えれば、他のグッズにはある振動による刺激は、ディルドでは味わえないということです。これはデメリットのように思えるかもしれませんが、実は性感帯の機能を高めたい人にとっては大きなメリットにもなります。

オナニーやセックスで気持ちよくなるためには、性感帯の感度を高めることが最も大切です。特に、中イキするためには性感帯を開発して、セックスでのリアルな刺激に慣らすことが欠かせません。

その点で電動グッズはとても有利なように思えますが、意外とそうではないこともあります。確かにセックストイに慣れていない初心者の方にとっては、手を動かさなくても膣内を刺激してくれるバイブレーターは魅力的です。

しかし、いざGスポットやポルチオなどの性感帯を磨こうとすると、この振動機能が邪魔に感じてしまうこともあります。バイブは振動パターンや強さなどが決められているので、それが余計な刺激になってしまうことがあるのです。

例えば、ポルチオ性感帯は基本的に押すことで開発していくのですが、バイブを使うと子宮頸部に大きな振動が伝わって、痛みを感じてしまうことがあります。意外と細かな刺激ができないので、かゆいところに手が届かずにストレスを感じてしまうことも。

そうかといって、バイブの電源を切って使うとそもそもバイブの意味がありませんし、バイブは重いのでずっと手動で動かしていると疲れてしまうでしょう。ディルドなら最初からそんな心配をすることなく、本当に好きなように性感帯を開発できます。

また、実際のセックスでは細かな振動ではなく、男性器がピストン運動して圧力や摩擦が生じることによって快感を得ます。そのため、バイブレーターのような振動はいわば不自然な刺激なので、これに頼りすぎるのは考え物です。

もしかすると、バイブでのGスポットやポルチオ刺激に慣れると、実際のセックスで満足できなくなってしまうかもしれません。ディルドを自分で動かす場合はリアルな動作になるので、このような心配は無用です。

ポルチオイキもできる?!

ディルドは基本的に膣内のすべての性感帯を刺激できますが、特にポルチオへ使うと効果的です。ポルチオ性感帯は別名「Cスポット」とも呼ばれていて、膣の一番奥に位置しています。

そこは「子宮頸部」という子宮を保護する役目を果たす部分なのですが、押すように刺激することで性的快感を得ることができるのです。このポルチオ性感帯は、ほとんどの女性は感じることができないので、開発する必要があります。

しかし、ポルチオは膣の一番奥にあるので、Gスポットのように指で刺激することはできません。そうかといって、パートナーにポルチオを開発してもらうのは大変ですし、気の向いたときにいつでもできるわけではないので不便です。そのため、ポルチオ性感帯にはセックストイを使う必要がありますが、最もおすすめなグッズがディルド。

バイブでも開発することはできますが、振動機能があるためポルチオに当てると痛みを感じてしまうことがあります。ポルチオにはディルドがベストです。

ポルチオに届く長さのディルドを使えば、いつでもポルチオの開発ができます。基本的にディルドは短くても10cm以上はあるので、よほど小さすぎるものを選ばない限り、届かないということはないでしょう。ディルドによるポルチオ開発は、簡単ではありませんがやり方は単純です。

膣をじっくり慣らしてから、ディルドを奥まで挿入します。子宮頸部に当たったら、そこからさらに優しく押し込んで、少し引いてまた押すという動作を丁寧に繰り返しましょう。

ディルドによるポルチオ開発はこれだけの手順で行えます。時々ディルドを上下左右に揺らして、子宮を揺らすようにするのも効果的です。ディルドなら強力な振動機能がないので、子宮頸部に痛みを感じずにポルチオ性感帯を開発しやすくなります。

しかも、こうしたディルドの刺激は実際のセックスで、彼にポルチオを攻められるときとほとんど同じものなので、本番のための身体の準備を整えるためにも最適な方法なのです。

手に取りやすい価格帯

ディルドは他のセックストイと比べると価格が安めになります。なぜなら、振動機能などのギミックが組み込まれていないからです。ディルドと同じく膣内の性感帯開発に使えるバイブレーターは、電動式で構造も複雑になり、高機能なものだとかなり高額になってしまいます。

そのため、これからセックストイを試してみたいという初心者の方は、ためらってしまうことが多いです。せっかく手に入れたセックストイが、身体に合わなかったらとても残念な気分になりますよね。

そんなバイブと比べるとディルドは大幅に安いので、ちょっと膣内グッズの雰囲気を体験してみたいという人でも、気軽に試してみることができます。ただし、あまり安すぎるディルドは身体に良くない素材が使われていることもあるので、お試しで使ってみる場合でも材質には注意が必要です。

その点については後ほど改めて解説します。いずれにせよ、ひとりエッチへ手軽に取り入れることができるのは、他のグッズにはないディルドの大きなメリットだと言えるでしょう。

自分好みを選びたい放題

リアルな男性器には形や大きさなど、人によって様々な違いがあります。ペニスはサイズもそれなりに重要ではありますが、実はそれよりも形状の方が重要です。女性によってどんなペニスが好きなのか、どんな形だと感じやすいのかということにも個人差があります。

なぜなら、ペニスとヴァギナの相性によって、エッチのときの快感も大きく変わってくるからです。しかし、本物の男性とお付き合いするとき、アソコの仕様を変更することはできませんよね。

ディルドなら、たくさんの大きさや形状の中から、自分に合ったペニスを選ぶことができます。例えば、真っ直ぐに近いものと上反りになったものでは、挿入したときの当たり方が大きく変わるはず。しかも、ディルドは安価で手に入るセックストイなので、いろいろと気楽に試すことができるのも魅力です。

さらに、ディルドによって素材も違うので、柔らかいものや硬いもの、滑らかなものや摩擦の強いものなど、選び方によって挿入感も変えることができます。

現在お付き合いしている男性がいる場合は、彼のアソコとよく似たディルドを選んでみると、ひとりエッチのときでもセックスの雰囲気を再現できるかもしれません。また、そのディルドでエッチの練習やシミュレーションをしてみると、本番でも何か活かせるようなことが見つかるはずです。

例えば、どのような角度で挿入されると気持ちよくなるとか、騎乗位のときにどうやって動けばより快感が増すのかなど。ディルドを活用すれば、彼とのエッチを盛り上げることもできますよ。

初心者が選ぶべきディルドとは

ディルドには他のセックストイにはない魅力がたくさんあります。そのため、ぜひともディルドを試してみたくなったのではないでしょうか。しかし、ディルドにはいろいろな種類があるので、合わないものを選んでしまうと気持ちよくなれません。特に、ディルドのサイズや素材は重要です。初心者の方がディルドを選ぶときは、次の3つのポイントを意識しましょう。

・長さが13cm以下
・柔らかい素材のもの
・お手入れしやすいもの

ディルドは大きければ良いというものではなく、適度なサイズのものを選ぶことが大切です。特に、現実の男性の平均的なサイズのものか、少し小さめのものを選ぶのがおすすめ。素材が硬いものだと痛みが出たり膣を傷つけたりしてしまうので、柔らかめのものを選ぶようにしましょう。また、ディルドは使用後に必ず洗浄して衛生的に保つ必要があるので、お手入れのしやすさも大切です。

長さが13cm以下

ディルドの「長さ」はとても重要です。ただし、長ければ長いほど良いというものではありません。大きすぎるディルドは痛いだけです。そのため、ディルドは必ず適切なサイズを選ぶようにしましょう。適切なサイズとは、平均的なペニスもしくはそれより小さめのものです。

インド人男性のペニスサイズの平均は、だいたい13cmくらいだと言われています。他のアジア圏の男性でもだいたいこれくらいのサイズなので、長さ13cm以下のものを選んでおけば間違いないでしょう。

ただし、ポルチオ性感帯も刺激してみたい場合は膣の奥まで届く必要があるので、10cm以上は欲しいところです。そのため、長さ10cm~13cmくらいのディルドを選べば、幅広い用途で活用することができるでしょう。

ちなみに、ディルドは平均的な男性のペニスを模して作られているので、ほとんどのものは長さ10cm~15cmくらいの範囲に収まっています。極端なものさえ選ばなければ、長さに関しては特に問題が生じることはないと言えるでしょう。

ディルド選びで意外と見落としやすいのが「太さ」です。実は長さよりも太さの方が挿入感に影響します。基本的に太いディルドは初心者向けではありません。なぜなら、挿入時に痛みを感じやすいからです。

平均的な勃起時のペニスの太さは直径3.5cmくらいなので、初心者の方は直径3.2cm~3.5cmくらいのものを選んでおけば、痛みを軽減しつつ快感を得ることができるでしょう。初めてのディルド選びは、長さと太さのどちらも意識することが大切です。

柔らかい素材のもの

ディルドは素材によって硬さや挿入感などが大きく異なります。つまり、ディルドを選ぶときは素材にも注目する必要があるということです。一般的に、ディルドはシリコンやエストラマー、ゴムやPVCなどの軟質素材で作られています。

一方で金属やガラスなど、硬質素材で作られたものもあるので、どれを選ぶべきか分かりづらいかもしれません。初心者の方がディルドを選ぶときは、必ず軟質素材のディルドを選ぶようにしましょう。

なぜなら、硬い素材のディルドをヴァギナに挿入すると、痛みの原因になることが多いからです。その点で、シリコンやエストラマーといった軟質素材なら、柔軟性があるためサイズが適切なら痛みが大幅に軽減されます。しかも、挿入感も本物のペニスに近いのです。

ただし、軟質樹脂は粘膜との間で強い摩擦が生じるので、ディルドを使用する場合はローションを併用する必要があります。ローションについては後ほど改めて見ていきましょう。

PVC(ポリ塩化ビニル)製のディルドは避けてください。なぜなら、PVCは最も危険なプラスチック素材のひとつだと考えられているからです。特に、ディルドで用いられるような、弾性に富んだ軟質塩ビはなおさらのこと。

なぜなら、素材を柔らかくするための可塑剤として、「フタル酸エステル」が配合されているからです。このフタル酸エステルはPVCから容易に溶け出します。例えば、消しゴムが定規など他の文房具とくっついていて、不思議に思ったことがあるのではないでしょうか。

こういった現象は、消しゴムからフタル酸エステルが溶出して、プラスチックの一部を溶かすために起きます。フタル酸エステルは急性毒性に関しては低いのですが、継続的に摂取すると発ガン性や胎児の奇形の原因になることが分かっています。

PVCは子供用のおもちゃに使われていることもあるので、避けるように注意すべきだと言われているほどです。膣内に挿入するディルドならなおさら危険性が高いので、PVC製のディルドは使わないようにしましょう。

お手入れしやすいもの

ディルドを使った後は、必ず綺麗に洗浄する必要があります。なぜなら、膣内に存在している細菌などがディルドに付着するからです。使用後のディルドをそのまま放っておくと、細菌が大量に繁殖してしまいます。

そんなディルドを次のオナニーのときにそのまま使うのは、まるで培養器で増やした雑菌を膣内に入れるようなものです。大変危険なので、使用後のディルドは洗浄して清潔に保ちましょう。ただし、ディルドの洗浄方法にはいくつかの方法があり、おすすめできるのはひとつだけです。

除菌ティッシュで拭き取ったり、大人のおもちゃ専用のクリーナーを吹き付けて拭いたりするという方法があります。しかし、除菌能力に疑問あり。グッズを清潔に保つなら、水と洗浄液で洗うに越したことはありません。

細菌やウイルスなどは、少し残っているだけでどんどん繁殖していくからです。ディルドの洗い方は簡単で、「ぬるま湯」と「ハンドソープ」を使うだけ。ただし、熱湯だとディルドの軟質樹脂が傷んでしまうので、35~37度くらいのぬるま湯が良いでしょう。

ディルドをぬるま湯でおおまかに洗い流してから、ハンドソープを適量つけます。それからディルド全体を揉むようにして、ハンドソープを浸透させていきましょう。後はぬるま湯で洗い流すと、雑菌やウイルスなどを根こそぎ殺菌することができます。

洗浄した後はきちんとタオルでディルドを増えて、乾燥させることも忘れないでください。ディルドに別の細菌やカビなどが繁殖するのを防ぐためです。この方法でディルドを清潔に保つことができます。

PVC製のディルドを避けるべきなのは、メンテナンス性にも問題があるからです。PVCは多孔性つまり大きな穴がたくさん開いている素材なので、他の素材よりも表面に付着した雑菌などを洗浄しづらくなります。

また、ちなみに、後述するようにディルド使用時はコンドームを装着するのが基本ですが、コンドームをつけた場合もディルドは必ず洗浄しないといけません。ディルドを安全に使い続けるために、正しい洗浄方法を必ず身につけておきましょう。

ディルドを使う際の注意点

自分に合うディルドを選ぶことができたら、次はいよいよ実際にディルドオナニーをするときです。しかし、ディルドはそのまま使うことはできません。安全かつ気持ちよくディルドでオナニーを楽しむためには、いくつかの点に注意する必要があります。

ここをおろそかにすると、思わぬケガや病気につながってしまうことも。そのため、ディルドを使用する際は、次の3つの点に注意するようにしてください。

・ローションを使おう
・コンドームは必須
・慣れるまでは優しく

ディルドとローションは切っても切り離せない関係にあります。ディルドをそのまま膣内に挿入すると、強い摩擦が生じて痛みが出るので危険です。また、衛生上の問題を避けるために、コンドームの装着も欠かせません。ディルドに慣れるまでは、優しく挿入して丁寧に動かすようにしましょう。こうすることで、ディルドオナニーを安全に楽しみ続けることができるのです。

ローションを使おう

ディルドを使うときは、必ずローションも併用するようにしてください。なぜなら、ローションなしでディルドを安全かつ気持ちよく使うことは困難だからです。ローションは潤滑性を増すことにより、グッズ使用時の痛みを軽減してくれる効果があります。

確かに膣は愛撫すると濡れてきますが、愛液(膣分泌液)はすぐに乾いてしまいますし、愛液はずっと出続けるわけではありません。そのままセックストイを挿入すると、いずれ摩擦が強くなって痛みが出てきてしまうでしょう。

ローションは滑りの持続時間が長く、潤滑性も愛液や唾液などよりも高いです。そのため、ローションを使えば摩擦による痛みをほとんど取り除いて、スムーズなひとりエッチができるようになります。滑りが良くなることで、ディルドをどんどん動かして性感帯を攻めることができますし、膣内がヌルヌルと滑ることによって感度も高くなるのです。

もちろん、ローションでも途中で乾いてきますが、そのときはローションを付け足すだけでまた滑りが良くなります。ただ、ローションは選び方が重要です。

ローションには成分によって大きく3つのタイプに分けられます。「ウォーターベース」「シリコンベース」「オイルベース」です。

このうち、オイルベースのものは主成分が油分で滑らかな感触が魅力的ですが、コンドームを破損させるリスクが高いため、ディルドオナニーではおすすめできません。そのため、ウォーターベースもしくはシリコンベースのローションを選ぶようにしましょう。ウォーターベースは水、シリコンベースはシリコン樹脂が主成分となっています。

ウォーターベースはねっとりした感触と価格の安さが特徴ですが、水が主成分なので乾きやすいです。シリコンベースはさらっとした感触と圧倒的な持続時間が魅力ですが、ウォーターベースと比べると効果なのが難点。また、シリコン製のディルドを使用する場合は、ウォーターベースのローションを選んでください。

シリコンローションは、シリコン製のセックストイを変形・変色させてしまう恐れがあるからです。そのため、シリコングッズを使う場合はウォーターベース、それ以外の場合は好みに応じてウォーターもしくはシリコンを選ぶようにしましょう。

コンドームは必須

ディルドを使用する際は、必ずコンドームを装着するようにしてください。「ひとりエッチなのになんで?」と思う人も多いでしょう。しかし、ディルドを安全に使い続けるためには、コンドームを装着すべきなのです。ディルドを生で使うと、体内の細菌やウイルスなどがディルドへ大量に付着します。

そのままの状態でディルドを放置するとどんどん増殖して、次の使用時にそれらの雑菌がすべて膣に戻ってしまうことに……。その結果、恐ろしい感染症に罹ってしまうことがあるのです。

セックストイが原因の感染症で最も多いのが「細菌性膣炎」です。これはいわゆるSTD(性感染症)ではありません。症状としても、膣のひどい臭いや痛み、ただれなど軽傷であることがほとんどです。しかし、これが重傷化すると大問題に。

細菌性膣炎が重傷化すると「骨盤内炎症性疾患」という生殖器自体に感染が広がる疾患に罹り、それほど低くない確率で不妊症の原因になります。つまり、細菌性膣炎は不妊症の原因にもなってしまう、とても恐ろしい感染症なのです。そんなことは避けたいですよね。

では、ディルドを使用前後に徹底的に洗浄するというのは、どうなのでしょうか。確かにディルドを完璧に洗えば、感染症に罹るリスクを限りなくゼロにできます。しかし、実際にはディルドを完全に洗浄するのは不可能です。

そのときの状況によっては、綺麗に洗えないことは少なくありません。特に、前述したPVC製のディルドをやむを得ず使う場合は、素材の性質上細菌などが内部まで入り込んで、完全に洗浄するのが難しい場合があります。また、毎回ディルドを頑張って洗うのも何だか面倒ですよね。

そこで、ディルドを使うときは最初からコンドームを装着して、ディルドを清潔な状態に保てるようにしましょう。しかし、せっかくのおもちゃにコンドームをつけると、快感が低下してしまうことが心配かもしれません。

しかし、最近のコンドームは大きな進化を遂げているので、0.01ミリなどの「極薄タイプ」のものを使えば、快感が低下することはほとんどないでしょう。ちなみに、コンドームを装着した場合でも、雑菌や汚れなどが入り込むことがあるので、使用後のディルドは前述した方法で必ず洗浄するようにしてください。

慣れるまでは優しく

いざディルドを膣内に挿入したら、気持ちよくなるためにどんどん動かしたくなるかもしれません。しかし、急いで激しく突きすぎると、膣を痛めてしまうことがあります。

まずはゆっくり動かして膣を慣らしてから、徐々に刺激を強めていくようにしましょう。その方が、焦らし効果で興奮と快感が着実に高まっていくので、より気持ちよくなることができますよ。ディルドオナニーで重要なポイントは、最初にディルドを挿入するときの動かし方です。

実は、ディルドをいきなり奥まで突っ込むのは、あまり効果的ではありません。まずはディルドの先端だけを挿入して、ゆっくり動かすことが大切です。

膣内にあるディルドの存在感を確かめるような感じで、じっくりと味わいながら動かして膣を慣らしていきましょう。こうすることで、後々の快感もより高まりますよ。ディルドの存在に慣れてきたら、ゆっくりと奥まで挿入していきます。好きなプレイやシチュエーションなどを妄想しながら、身体的・肉体的な興奮を高めていきましょう。

この時点ではまだ一番奥までは入れずに、真ん中の深さくらいで細かくピストン運動させるのがコツ。そこも慣れたら膣の奥まで挿入します。膣全体を慣らすことができたら、Gスポットやポルチオといった重要な性感帯を狙っていきましょう。

Gスポットもポルチオも激しいピストン運動ではなく、ディルドを押しつけるような感じで刺激するのがコツです。特に、ポルチオ性感帯は痛みを感じやすいので、ガンガン突いてはいけません。優しく押しつけて、少し引いてまた押すというリズムを繰り返すと、性的快感がどんどん高まってきますよ。

おすすめな使い方

ディルドはそのまま使うだけでも十分に気持ちよくなれますが、ひとつだけ大きな欠点があります。それは挿入したときの人工的な感触です。ディルドやローションは冷たくひんやりした感触があるので、どうしてもリアルではありません。

そこで、これまでご紹介してきたことにプラスアルファすることで、ディルドオナニーの快感をより高めることができます。そのために、次の2つのテクニックを活用してみましょう。

・ディルドを温めるもしくは冷やす
・ローションを温めるもしくは冷やす

ディルドやローションを温めるのは、ディルドオナニーの快感増強のためにとても効果的なテクニックです。ただし、温め方を間違えると大変なことになってしまうので、必ず正しい方法で温めるようにしましょう。

それとは対照的に、好みに応じてディルドやローションを冷やすことも、場合によっては効果的かもしれません。それぞれのテクニックの方法や効果などの詳細について、詳しく見ていきましょう。ぜひ実践してみてくださいね。

ディルドを温めるor冷やす

まずはディルドを温める方法について見ていきましょう。ディルドを使うときに気になるのが、無機質な感触ではないでしょうか。そもそも、なぜディルドを挿入すると人工的な感触がするのかというと、ディルドがひんやりしているからです。

本物の男性のアソコは、ぬくぬくとした温かみがありますよね。なぜなら、血が通っていて体温があるからです。そこで、ディルドも温めるようにすることで、よりリアルな快感を楽しめるはず。ただ、温め方には注意が必要です。

ディルドを温めるときは、温かめのお湯にディルドを5~10分ほど浸けると安全に温めることができます。お湯の温度は40度前後にしてください。50度や60度などにすると、温度が高すぎてディルドの材質が劣化します。

40度前後なら長時間浸けておいても問題ありませんし、熱すぎてヤケドすることもありません。当然のことながら、電動ディルドやバイブでやると壊れてしまうので、電動機能のないディルドだけに使える方法です。

また、ディルドを電子レンジで温めるのは絶対に止めてください。まず上手くいきません。電子レンジは火力が非常に強いので、ごく短時間であってもディルドの素材が変質したり溶けたりして、使い物にならなくなってしまいます。

また、仮に材質に変化がなかったとしても熱すぎるので、膣を大ヤケドしてしまうことも。危険なのでディルドを温めるときは、湯煎以外の方法を採用しないでください。

これとは正反対に、ディルドを冷やすというのも効果的かもしれません。夏のとても暑い日などは、温かいディルドは使う気がしないこともあります。あえて冷やすことで身体もひんやりして、快感が高まることもあるでしょう。

冷やし方は簡単で、ディルドをキッチンペーパーやタオルなどに包んで、冷蔵庫に10分ほど入れるだけです。ただし、間違っても冷凍庫には入れないでください。ディルドの軟質樹脂が固形化して、劣化してしまうことがあります。

ローションを温めるor冷やす

たとえディルドをしっかり温めたとしても、ローションが冷たければ挿入したときに、やはりひんやりとしてしまいます。そのため、ディルドと一緒にローションも温めることが大切です。

ローションも湯煎で温めますが、使用する分だけを別の容器に入れて、その容器をディルドと一緒に40度前後のお湯に浸けるようにしましょう。こうすることで、ディルドとローションの双方を、しっかり安全に温めることができます。

ただし、ローションの容器全体を温めず、必要な分だけを取り出して温めてください。一度温めた後のローションを長期間保管すると、成分が変質してしまう可能性があるからです。

また、ローションを電子レンジで温めるのも絶対に止めてください。やはり先ほどのディルドと同様に、適切な温度調整が困難でヤケドの原因になってしまうからです。ディルドと一緒に湯煎にかけるのが、最も安全かつ効果的な方法になります。

ディルドをあえて冷やして使う場合は、ローションも一緒に冷やすようにしましょう。温める場合と同様に、使用する分だけのローションを別の容器に移してから、冷蔵庫に10分間ほど入れて冷やします。このようにすると、ひんやりとした感覚を楽しめるでしょう。

ただし、ディルドの場合と同じように、冷凍庫に入れてはいけません。状況や好みに応じて、バイブとローションを温めたり冷やしたりすると、さらに気持ちいいディルドオナニーを楽しむことができますよ。

まとめ

今回は、ディルドのメリットや使い方、注意点などについて解説しました。ディルドは他の主要なセックストイとは違って電動式ではありませんが、そのために様々な嬉しいメリットがあります。

ディルドならではの素晴らしい魅力は、自分の思いどおりに性感帯を刺激して、Gスポットやポルチオでの快感を楽しむことができること。さらに、価格も安いので気軽に導入できて、自分好みのサイズや形状のペニスを選ぶこともできます。

ディルドを選ぶときは、基本的に長さ10~13cmくらいの、標準的なペニスぐらいの大きさのものを選ぶと良いでしょう。また、できるだけPVC(ポリ塩化ビニル)製のディルドは避けて、シリコンやエストラマーなど柔らかい素材のものを選ぶことが大切です。

こうすることでお手入れもしやすくなり、安全かつ気持ちのいいディルドオナニーを楽しめるようになります。いよいよディルドを手に入れたら、使い方に注意したうえでひとりエッチを楽しみましょう。

ディルドを使うときは、潤滑性を高めて痛みを軽減するために、ローションの使用が必須です。さらに、ディルドを衛生的な状態に保つために、必ずコンドームを装着しましょう。ディルドはいきなり奥まで入れて激しく動かすよりも、ゆっくり慣らしながら興奮を高める方が効果的です。

ディルドの人工的な感触が気になる場合は、ディルドとローションを湯煎で温めましょう。反対に冷蔵庫で冷やすと、ひんやりした感触を楽しめます。ひとりエッチにディルドを取り入れて、気持ちのいいオナニーを満喫しましょう。