SMって興味ある?初心者が試すべきソフトSMプレイ5選

How toとコツ

「SMプレイ」というと、どんなイメージがあるでしょうか。「何だか痛そうで怖い……」そんな印象がある人は決して少なくありません。実際に、ムチや拘束具などを使った、とてもハードなSMプレイを行う人もいます。しかし、SMプレイには実はいろんなやり方があるのです。特に変わった道具などを使うことなく、身近にある日用品を活用してする「ソフトSM」というものもあります。最近はこのソフトSMが人気を集めていて、カップルのセックスに取り入れる人も増えていますよ。

SMプレイは決して怖いものではありません。SMプレイは身体的な苦痛を与えたり受けたりするというよりも、むしろ「精神的な繋がりを深める」ために行います。ソフトSMならその傾向もさらに強まるので、愛し合うカップルにおすすめのプレイです。とはいえ、いざソフトSMをやってみたくなったとしても、具体的にどのようにやれば良いのか分かりにくいこともあるでしょう。そこで今回は、SMプレイとはそもそもどういうものなのか、よくある誤解を解消しながら詳しく解説していきます。

SMとは

SM(エスエム)とは、サディズム(Sadism)およびマゾヒズム(Masochism)を組み合わせた、サドマゾヒズム(Sadomasochism)の略語です。サディズムは加虐嗜好、つまり相手に苦痛を与えることで性的快感を味わう嗜好、マゾヒズムは被虐嗜好、つまり相手から苦痛を与えられることで性的快感を味わう嗜好を意味します。これらの名称は、フランス革命期の貴族であり小説家であった「マルキ・ドゥ・サド(Marquis de Sade)」つまり「サド侯爵」の名に由来するものです。

SMは「BDSM」という、人間の性的嗜好の中でも嗜虐的(苦痛を伴う)嗜好をひとまとめにした、特殊な概念のひとつに含まれます。「B」は「Bondage(拘束)」、「D」は「Discipline(調教)」、そして「S」と「M」は「Sadism」と「Masochism」の頭文字です。こういったBDSMの嗜好に基づくセックスのプレイを「BDSMプレイ」と呼び、その中には実に多種多様なプレイが含まれています。そのうちのひとつが、今回ご紹介する「SMプレイ」です。

SMプレイでは「トップ(S)」側と「ボトム(M)」側に分かれることが大きな特徴。トップはサドつまり相手を肉体的および精神的に責めて、ボトムは逆にマゾなので相手に責められる側になります。詳細は後述しますが、ひとくちにSMプレイといっても、いろいろな種類のものがあるので、必ずしも肉体的・精神的な苦痛を与えたり受けたりするものではありません。SM初心者のための「ソフトSM」つまり軽いSMもありますし、お互いの性格や好みに応じて自由にプレイすることができます。

ちなみに、SMは「スレーヴ&マスター(Slave and Master)」つまり「奴隷(スレーヴ)」と「主人(マスター)」を意味するものだとする説もあるようですが、これは完全な誤りです。前述したように、SMの語原は「サド」と「マゾ」という性的嗜好にあります。SlaveやMasterとは何の関係もなく、そもそも「トップ」と「ボトム」の立場が逆になってしまいます。また、男性が必ずトップで女性がボトムになる、という決まりもないのでご安心ください。女性の性格によってはトップになることもありますし、ボトムになるのが好きな男性もたくさんいます。また、SMプレイでのポジションは普段の性格とは関係ないことが多く、普段はMっぽい人が実はドSだったということも少なくありません。こういった意外性も、SMプレイの面白いところだと言えるでしょう。

SMプレイって痛いの?

SMプレイは相手に苦痛を与えたり、逆に苦痛を与えられたりして性的興奮を楽しむテクニックです。こういうと何だか非常にどぎつい感じがしてしまうかもしれませんね。ムチで叩いたり、首を絞めたりすることもあったり、とても痛くて怖そうな感じがすることもあるでしょう。しかし、SMにもいろいろなプレイの種類があります。そのため、SMだからといって必ずしも肉体的な苦痛を伴うものではありません。むしろ、下記のようにSMは精神的な行為という意味合いの方が強いのです。

・SMは怖いものじゃない
・信頼関係が不可欠になる
・まずソフトSMから始めよう

SMプレイに悪いイメージがある人も少なくありません。やはり、痛くて怖いという印象があるからでしょう。しかし、SMプレイは怖いものではありません。なぜなら、SMプレイは信頼し合えるパートナーと行うものだからです。また、初心者の方はいきなり道具を使うハードなものではなく、ソフトなSMからチャレンジすることもできます。SMプレイについてさらに掘り下げていくうえで、SMに関するよくある誤解を紐解いていきましょう。あなたもきっとSMに興味が湧いてくるはずです。

SMは怖いものじゃない

SMプレイのよくあるイメージが、「怖い」「痛い」というものでしょう。確かにそういうことを目的としたプレイもあります。例えば、SMというとSMの衣装を着た女性が男性をムチで叩いたり、男性が女性を拘束具で硬く縛ったり、そんなプレイをイメージする人が多いでしょう。もちろん、そういったプレイが好きな人もいますが、基本的にはごく一部の人だけが行うとても特殊なプレイです。しかし、一般のカップルはそういうものとは全く違ったプレイを行います。

一般的なSMプレイはざっくりと言ってしまうと、もっと「自然」なものになります。なぜなら、基本的にSMプレイは信頼できるカップルの間だけで行う、情熱的で愛情のある行為だからです。実は身近なところにもSMプレイに近いような行為はあります。それが「焦らしプレイ」や「寸止めプレイ」などです。焦らしというと、前戯のテクニックのひとつとして知っている人も多いのではないでしょうか。簡単に説明すると、一番気持ちいい部分をあえて刺激せずに、その周辺からじっくり攻めていくことです。

こういった焦らしプレイも、実は一種のSMプレイになります。なぜなら、精神的な苦痛を与えて喜ぶ側と、苦痛を与えられて喜ぶ側に分かれるからです。例えば、男性が女性の胸を愛撫するときに、あえて乳首ではなく乳輪に触れて、なかなか乳首を愛撫しないという場合を考えてみましょう。この例では、早く乳首を責めて欲しいと思いながらも感じている女性と、焦らされている女性を見て興奮している男性がいます。このように、どちらも性的興奮を感じていることがポイントです。

寸止めプレイでも同様に、焦らされながらも快感を得ている男性と、その様子を見て楽しんでいる女性がいるため、SMプレイの一種だといえます。つまり、精神的に「責める側」と「責められる側」がいて、双方が性的興奮や快感を感じているならば、SMプレイは成り立つということです。SMプレイはそういったカップルの愛が発展して、より深い愛情表現のために行います。このように、SMは決して怖いものや痛いものではなく、むしろカップルの愛情表現のひとつなのです。

信頼関係が不可欠

SMプレイではカップルの信頼関係が必要不可欠です。特に、目隠しや手足の縛りなど、身体的な拘束をともなうものなら、なおさらお互いの信頼が重要になります。なぜなら、本当の恐怖を感じてしまっては、基本的にはセックスで快感を得ることはできないからです。例えば、付き合ってまだ間もない相手とエッチするときに、手足を縛られたらどんな感じがするでしょうか。興奮したり気持ちよくなったりしないですよね。むしろ、これなら何をされるか分からなくて、とても恐ろしくなるはずです。

たとえ事前にSMプレイへの合意をしていたとしても、そんな状態でセックスを楽しめるわけがありません。信頼関係が芽生えていないからです。少し怖い感じや不安な感じがありながらも、その相手だからこそ身を委ねることができる、という「安心感」がSMプレイには欠かせません。そもそも、SMプレイはお互いに「楽しめる」ことや「気持ちよくなれる」ことが必須条件です。どちらか一方が無理にやらされたり、不快感を感じたりしてしまうようではSMプレイにはなりません。

つまり、カップルでSMプレイを楽しめるようにするためには、「信頼関係」が何よりも重要だということです。信頼し合えなければプレイに合意することも、プレイ中に安心して相手に任せることもできないでしょう。言い換えれば、SMプレイを行うためにはそれだけカップル同士の結びつきが求められるため、カップルの関係を確かめ合える行為でもあるのです。SMプレイは決して怖いものではなく、むしろパートナーとの信頼関係や絆を深めてくれるものになりますよ。

ソフトSMから始めよう

ひとくちにSMプレイといっても、いろいろなタイプのものがあります。そのため、SMだからといって必ずしも痛かったり、怖かったりするものではありません。むしろお互いに信頼し合っていないとできないことなので、むしろカップルの関係を深めてくれるものでもあります。しかし、SMプレイには特殊なグッズなどを使うことが少なくないので、やはり抵抗感がある人もいるはずです。そのため、まずはソフトSMから始めてみることをおすすめします。

「ソフトSM」とはその名のとおりソフトなSM、つまり緩やかなSMプレイのことです。なお、ここでは分かりやすくするために、通常のSMプレイを「ハードSM」と呼ぶことにします。ハードSMとソフトSMの最も大きな違いは、ハードSMが主に身体的な苦痛を伴うものが多いのに対して、ソフトSMでは精神的に責めるのがメインになることです。ハードSMでは手足などをキツく縛ったり、スパンキング(お尻を叩く行為)を行ったりすることが多いため、身体的な苦痛を伴います。

それに対してソフトSMでは、専用のグッズではなく身近な日用品などを活用して、簡易的な目隠しや手足の拘束などを行います。こちらはあくまでソフトな縛りにすぎませんし、ソフトSMでは基本的に身体的な加虐もしくは被虐を行うことはしません。むしろ、どちらかというと軽い縛りプレイによって、精神的な苦痛を伴わせるようにすることがメインになります。ただ、詳細は後ほど詳しくご紹介しますが、苦痛といってもキツいものではなく、あくまでセックスを盛り上げるためのものです。

言い換えれば、ソフトSMではハードSMと比べて、精神的な面がより重要になるということです。ハードSMは身体的な面で興奮するためのものですが、ソフトSMでは身体面の苦痛は伴わず穏やかなものになります。しかし、それでは通常のセックスと変わらなくなってしまうので、わざわざソフトSMプレイなどをする意味がありません。そこで、ソフトSMでは精神面の攻めと受けが重要になるのです。精神的に縛ったり苦痛を与えたりするからこそ、お互いに信頼し合えるということが求められます。

ソフトSMでマンネリ回避!

近年人気急上昇中の「ソフトSM」の概念について簡単にご紹介しました。しかし、そもそもなぜSMプレイをする人が増えているのでしょうか。前述したように、ソフトSMにはカップルの精神的な深いつながり、つまり「絆」が重要です。お互いに気持ちよくて安心できることが必須条件のソフトSMを成功させるためには、カップル同士が深い信頼関係にある必要があります。また、愛し合うカップルがソフトSMプレイをすることで、愛情や信頼、絆もさらに深いものになるのです。

ソフトSMのメリットはそれだけではありません。実は、ソフトSMにはカップルの「マンネリ」解消に大きな力を発揮するのです。どれだけ愛し合っているカップルでも、お付き合いが長くなれば関係に慣れてきます。慣れてくるのは良いことですが、少し困ってしまう一面も。それがセックスのマンネリ化です。最初はお互いにとても新鮮で燃え上がった愛の交わりも、ずっと繰り返しているとパターンが固定化してきて、倦怠感のようなものを感じるようになります。

残念なことに、セックスのマンネリはカップルの関係自体にも良くない影響を及ぼしてしまいます。愛し合っているカップルでも、セックスのマンネリで少しずつ心も離れてしまう……ということが少なくありません。なぜそうなってしまうのかというと、セックスでの刺激が少なくなるからです。つまり、新しい刺激を取り入れることができると、マンネリも解消できるということ。そこで役立つのが「ソフトSM」なのです。ソフトSMプレイには、他のプレイにはない独特の刺激があります。

SMプレイでは、外部から見ると「なんであんなことをわざわざやるの?」と思うようなものもあります。例えば、目隠しや手足の縛りプレイなどは、やる意味がよく分からないかもしれません。しかし、実際にやってみるとその面白さが分かるものです。こういった刺激が新鮮さにつながり、セックスのマンネリが一気に解消されます。そうなると、倦怠気味だったカップルの関係自体も以前のような愛情深いものになるでしょう。SMプレイは精神面のつながりを深くするので、以前よりもっと愛し合えるようになるかもしれませんよ。

まずは身近にあるものから

ソフトSMプレイでは、ハードSMとは違って専用のSMグッズなどは用いません。そのため、一般的にSMというと思いつくようなハードなプレイが苦手な人でも、比較的容易に取り入れることができることが魅力です。ソフトSMでは身近にある日用品を活用する、もしくはアイテムなしでもエッチのやり方を工夫することによって、ソフトSMプレイを行うことができます。具体的には、次の5つの方法でソフトSMを取り入れてみましょう。

・タオルで目隠しプレイ
・ネクタイで縛って束縛プレイ
・筆やブラシでくすぐりプレイ
・氷を使って羞恥プレイ
・焦らして寸止めプレイ

視覚や手足の自由を奪うことはSMプレイの基本。こうすることで性的な興奮が格段に高まるのです。しかも、ソフトSMでは専用の拘束具などは使用しないので、あまり怖い感じはしません。もっとソフトなものが良いのであれば、筆やブラシなどを使ったくすぐりプレイや、氷で身体を冷やす羞恥プレイがおすすめ。快感を高める基本テクニックの焦らしプレイも、ソフトSMにはとても有効です。それぞれのプレイについて解説します。

タオルで目隠しプレイ

「視覚を奪う」というのは、あらゆるSMプレイの基本。なぜかというと、視覚は私たちにとって最も重要な感覚のひとつだからです。目で見ることによって、周囲の様子や現在自身が置かれている状況を確認することができます。この視覚を奪われることは、とても大きな恐怖感へと繋がるのです。普段の生活で試してみると分かりますが、目隠しをすると歩くこともできません。何かに当たってケガをしそうでとても怖いので、動きたくなくなってしまいますよね。

こういった心理的な作用を利用したのが、SMプレイでの目隠しです。ただし、目隠しプレイはその状態で動き回るわけではないので、どちらかというと恐怖よりは「ドキドキ感」のようなものが高まります。なぜなら、目を隠されることによって、次に何をされるのか分からなくなるからです。普段は目で見て状況を判断できるので、相手が次に何をするのか予想がつきます。目隠しをするとすべてが予想外になるので、ドキドキが高まって興奮しやすくなるのです。

目隠しプレイは家庭にあるタオルで実践できるので、ソフトSM初心者のカップルにおすすめです。やり方はとても簡単で、清潔なタオルで目を隠して頭の後ろで結ぶだけ。ただ、タオルが短すぎると結びつけることができないので、ちょうど良いくらいの長さのタオルを用意しておく必要はあります。また、汚れたタオルを使うと不快な臭いで興奮が冷めてしまうので、必ず清潔なタオルを使うようにしましょう。目隠しはどのタイミングで行うかが意外と重要なポイントになります。

相手をあまりビックリさせずに、自然にソフトSMへ移行できるタイミングが良好。基本的には目隠しはセックスの初め、もしくは愛撫中にするのがおすすめです。挿入が始まってからでは遅く、途中で目隠しをすると流れがおかしくなる可能性があります。また、男性側に目隠しをする場合は、挿入時に体勢を崩したりして危ないので、女性が主導的に動く騎乗位がおすすめです。目隠しをした男性に予想外の刺激を与えることができるので、興奮がとても高まって気持ちいいプレイができるようになります。

ネクタイで束縛プレイ

SMプレイで奪うのが効果的なものは、視覚の他にもあります。それが「手足の自由」です。手足は視覚と同じくらい、私たちにとって極めて重要なものです。手足がなければ自由に動くことも触れることもできません。手足の自由を奪われるというのは、やはり恐怖や不安というものを感じます。その心理を利用したのが、ソフトSMの「拘束プレイ」です。ただし、ソフトSMにおいてはあくまで信頼できる相手に手足の自由を奪われるので、やはり不安や恐怖というよりは「ドキドキ感」の方が高まります。

束縛プレイというと、専用の手錠などを使うようなイメージがあるかもしれません。しかし、ちょっとハードな感じがして抵抗感があったり、手錠を用意するのが面倒だったりします。そこで、ソフトSMの拘束プレイで使える日用品として、ネクタイがおすすめです。もしネクタイが家になければ、先ほどご紹介したタオルや大きめのハンカチなどでも構いません。ちなみに、ヒモやロープなどは手足に痛みを感じたり、痕が残ったりしてしまうので避けましょう。ヒモやロープで縛るとキツくなりすぎて、血流が止まってしまうこともあるので危険です。

ネクタイやタオルなどでの束縛プレイのやり方は単純ですが、すぐに緩んでしまうと雰囲気が出ないので、特別な結び方をご紹介します。まずは、ネクタイなどを両手首へ横に一周巻き付けてください。それから両端を十字に交差させて、一方の端を縦に一周巻き付けます。それから両端をくくると、ほどけにくい結び方の完成です。ただし、キツく縛りすぎると手足が痛くなったり、プレイ終了後にほどけなくなったりしてしまうので、少しだけ余裕を持たせて縛るようにしましょう。詳細は後述しますが、両手を前で縛るとソフト、後ろで縛るとハードなプレイになります。

筆でくすぐりプレイ

「くすぐる」とは、皮膚を軽く刺激してむずむずさせる行為のことです。とても微笑ましいことのように思えますが、実は苦痛を伴うこともあります。子供のころに友達にくすぐられすぎて、何だか息が苦しくなってしまった、という経験がある人もいるはずです。実際に、人を笑わせるくすぐりは一定の範囲を超えると呼吸困難を伴うこともあるため、拷問のテクニックとして使用されることもあるほど。そんなくすぐり行為によって、性的興奮を高めようとするのが、ソフトSMでの「くすぐりプレイ」です。

基本的にくすぐりプレイには道具は必要ありませんが、柔らかめの筆やブラシを使います。ただし、あまり硬い筆やブラシを使うと、強い摩擦が生じて皮膚を傷つけてしまうことがあるので注意が必要です。特に、乳首や性器などの粘膜でくすぐりプレイを行う場合は、必ず柔らかめのブラシを使うようにしましょう。また、くすぐりプレイには専用の「ティックラー(Tickler)」という、羽のような形状のグッズもあります。とても効果的にくすぐることができるので、ソフトSM初心者の方にもおすすめです。

くすぐりプレイのやり方は単純です。ブラシを使って感じやすいところをくすぐるだけ。特にわき腹・太もも・性器の近く・耳の後ろ・背中・首筋・膝などは、特にくすぐりで感じやすいところなので狙ってみましょう。筆の種類や柔らかさによって気持ちよさも変わってくるので、場所によって使う筆を変えてみるのも面白いプレイです。さらに、先ほどご紹介した目隠しや手足の拘束と合わせると、より効果的なSMプレイになりますよ。次にどこをくすぐられるか分からないという興奮が、性的快感に繋がるのです。

ただし、くすぐりプレイはやり過ぎると呼吸困難や過呼吸に繋がってしまうので、単純にやってしまうと危険なことがあります。そのため、あらかじめ危険を知らせる「サイン」を決めておくことが大切です。ただし、手足を動かすような物理的なサインでは分かりづらいので、何か合い言葉のようなものを決めておきましょう。自身がボトム、つまりくすぐられる側の場合は、苦しくなったら無理せずサインを出します。逆に自身がくすぐるトップ側のときは、サインが出たらすぐにくすぐりを止めてあげましょう。

氷で羞恥プレイ

特別なグッズなどを使わないソフトSMの中でも、何か変わったプレイをしたいという人におすすめなのが、「氷」を使った「羞恥プレイ」です。とても意外な感じがするかもしれませんが、実は氷はセックスの感度を高めるためにとても効果的なアイテムになります。なぜなら、氷を当てることによって皮膚に急激な温度差が生じて、それを強い刺激として認識するからです。特に、性感帯が急激に冷やされることで、強い性的刺激を感じることができます。

やり方はとても簡単で、冷たい氷を用意して皮膚や性感帯などに当てるだけです。その瞬間にひんやりとした感覚が伝わって、一気に感覚が敏感になります。思わず声が出てしまうので、「羞恥プレイ」のように楽しめるでしょう。ただし、氷を長時間当て続けると気持ちよくなるどころか、感覚がなくなってくるので注意が必要です。また、表面が溶けていない氷をすぐに使うと、皮膚や粘膜に張り付いて痛くなることがあります。そのため、氷が少しだけ溶けて滑りやすくなってから、どんどん氷を当てるようにするのがコツです。

単に氷を身体に当てるだけではなく、氷を口に含んだ状態でキスやフェラチオ、クンニリングスなどの前戯を行うことで、性感帯を活性化させることができます。フェラやクンニは単体でもとても気持ちいいですが、氷を使うと物理的な刺激に温度差という化学的な刺激も加わるので、クセになるほど気持ちよくなれますよ。さらに、片手に氷を持ってもう片方は体毛のままにしておき、交互に性器に触れるようにすると、温度差を何度も繰り返すことができるので、より快感を高めることができるでしょう。

焦らして寸止めプレイ

「焦らし」はセックスで快感を高めるための重要なテクニックです。例えば、フェラチオやクンニリングスなどの前戯を行うときに、いきなり一番感じやすいところ、つまり亀頭やクリトリスを刺激するのは好ましくありません。それよりも、あえて性感帯の周囲から刺激して、後からメインのポイントへ移行する方が効果的。なぜなら、最も敏感な性感帯を後回しにすることで、早くしてほしいのにしてくれない……と焦らすことができるからです。

欲しいものを目前にしてなかなか手に入れることができないと、なおさら欲しいという欲求が強まるものです。セックスでも同様で、焦らされることによってドキドキして、性的興奮が高まってきます。焦らされた後にやっとメインの刺激が訪れることで、我慢が一気に解放されて快感もブースとされるのです。つまり、焦らすことによって精神的な興奮が高まるので、性感帯もより敏感になるということ。ソフトSMプレイでも、ぜひ焦らすプレイを取り入れてみましょう。

焦らしはいろいろなタイミングで使えます。例えば、エッチの前戯で服を脱ぐときにすぐ裸にならずに焦らしたり、フェラチオのときに亀頭をすぐ舐めずに根本から舐めて焦らしたりするなどです。また、騎乗位やフェラチオのときなど、体位によっては女性が男性の射精をコントロールできる場合もあります。そのときにパートナーをあえてすぐに射精させずに、しばらく焦らすのもとても効果的です。ただし、男性が射精しそうなときのタイミングをつかむのが難しいため、上級者向きのテクニックになります。

こうした寸止めプレイは、刺激と一時停止を繰り返すことで行います。騎乗位やフェラチオで動き続けると、男性側で性的興奮がどんどん高まってきますが、それを途中で止めるのです。射精が近くなると快感が急激に高まってくるので、男性の表情が変わったり息が荒くなったりします。そのときに動きを止めると、射精しそうな感じが引っ込んでしまうのです。寸止めプレイで男性は焦らされますよ。ただし、焦らしプレイはやり過ぎるとストレスになるので、適度にやることが大切です。

セックストイを使うと盛り上がる!

ソフトSMは専用グッズを使わず、身近な日用品やちょっとした工夫で実施することができます。そのため、ハードなSMに抵抗感がある人でも容易に取り入れやすいのが魅力。しかし、ソフトSMに慣れてくると、だんだんグッズも使ってみたくなるものです。やはりSMプレイ用のグッズを使う方が、プレイもより盛り上がりやすくなります。そこで、まずは次の3つのグッズにチャレンジしてみましょう。

・アイマスク
・手錠
・ボールギャグ

いずれもソフトSMの範囲内で使えるグッズです。これらのグッズを使ったからといって、急に過激なハードSMプレイになってしまうことはないのでご安心ください。アイマスクや手錠は、SMプレイの基本となる視覚や手足の縛りを、より本格的なものにしてくれるのでプレイが盛り上がります。ボールギャグ(ギャグボール)はいわゆる猿ぐつわで、マゾヒストな人向けのグッズです。それぞれのグッズの詳細を見ていきましょう。

アイマスク

先ほどご紹介したタオルによるアイマスクは、グッズなしで手軽にSM気分を楽しめる方法でした。しかし、タオルなどを目隠し代わりにすると、上手く固定することが難しいので、すぐにほどけてしまうことがあります。タオルの素材や硬さによっては、痛みや不快感などが出てしまうことも。また、SM気分を味わいたいカップルにとっては、タオルでのアイマスクは少し興ざめになってしまうこともあるかもしれませんね。

そこで、本格的な目隠しプレイを楽しみたいなら、「アイマスク」がおすすめです。アイマスクはSMプレイ専用のものである必要はありません。昼寝や眼精疲労の改善など通常用途のものもあるので、比較的手に入れやすいはず。ただし、目の部分に小さな穴が開いているものでは意味がないので、視界が真っ暗になるものを選びましょう。雰囲気を出したいならSM専用のアイマスクを選ぶ方が、独特のデザインなので興奮できますよ。

目隠しをされると、本能的に可能な限り周囲の情報を集めようとするので、奪われた視覚を補おうとする働きが強くなります。その結果として、視覚以外の感覚が極めて敏感になるのです。タオルではなくアイマスクを使えば、その効果も強力になります。さらに、アイマスクは安く手に入ってタオルより視覚的に興奮できることも魅力です。SM専用のアイマスクならデザインもエロいので、目隠しをする方もさらに興奮できますよ。

手錠

SMプレイというと「手錠」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。先ほどはタオルを使用する方法をご紹介しましたが、やはり結び目がほどけることが多いので、イマイチ快適なプレイができないこともあります。そこで、SMプレイ用の手錠を使って、両手を縛ってみましょう。手錠といってもいろいろなデザインのものがあり、女の子向けのピンクカラーやかわいいデザインの手錠もたくさんあります。やりたいプレイや好みに合わせて、手錠を選んでみると雰囲気が出ますよ。

手錠を使う最大のメリットは、視覚的な興奮が高まりやすくなることです。ネクタイを使って手を縛ると、SMプレイ独特の雰囲気があまり出ません。手錠で両手を縛れば、トップとボトムの立場がはっきりしますし、「お仕置き感」のようなものが出てきます。あえて警察官が使うようなリアルな手錠を使って、お仕置き感を強く演出してみるのも面白いでしょう。なお、手を縛るときは身体の前か後ろかで、プレイ時の印象も変わります。

まだソフトSMプレイに慣れていない場合や、軽めにやりたいときは手を身体の前で縛りましょう。ボトム側が自分の手を見られますし、少しなら手を動かせるのでソフトな感じになります。逆に後ろで縛ると、本当に拘束されているようになるので、よりハードな雰囲気のSMプレイに近づくでしょう。また、手錠とアイマスクを組み合わせれば、縛っている・縛られているという感覚が強くなるので、より興奮が高まりやすくなります。キツめのSMを楽しみたいなら、手錠とアイマスクのセットがおすすめです。

ギャグボール

「ボールギャグ(ギャグボール)」という名前は、聞いたことがない人が多いかもしれませんね。ボールギャグはいわゆる「猿ぐつわ」のことです。構造自体はとても単純で、ゴルフボールくらいの大きさのボールの両端に、ヒモがつけられています。これは「拘束プレイ」の一環として使うもので、ボールをボトム(被拘束者)にくわえさせて、頭の後ろでヒモを結んで固定します。今回ご紹介したグッズの中では、最もハードなSM向けのグッズです。

ボールギャグの魅力は、他のグッズを大幅に上回る「非日常感」です。口が開いた状態で固定されるので、見た目がとてもエロくなり「羞恥プレイ」のような一面も。声を出すこと自体はできても話せなくなるので、プレイに抵抗することが難しくなり、より拘束されている感じが出ます。基本的にはボールギャグ単体で使うのではなく、先ほどご紹介した手錠やアイマスクと組み合わせることが多いです。本格的な拘束プレイを楽しみたいなら、ぜひセットで揃えて使ってみましょう。

ボールギャグとよく似たものに「リングギャグ」というものもありますが、こちらはボールではなくリングをくわえます。口が開いた状態になるので、男性が口内にペニスを突っ込む「イマラチオ」ができることが特徴です。マゾな女性向けのグッズだといえるでしょう。ただし、ボールやリングのサイズによっては、大きすぎてアゴが痛くなったり、そもそも口に入らなかったりするので注意が必要です。初心者でとりあえず試してみたいという人は、ボールやリングが小さめのものを選ぶようにしましょう。

+αでもっと盛り上げよう!

せっかくソフトSMプレイをやるなら、できるだけ盛り上げたいですよね。先ほどご紹介した、ソフトSM向けのグッズを使用すると、とても効果的なプレイができます。ただ、性感帯を直接刺激するものではなく、どちらかというと精神的な興奮を高めるために使用するものでした。さらにエッチで快感を高めるためには、やはり気持ちいいポイントを直接刺激するグッズが必要です。そこで、下記4つのセックストイを試してみましょう。

・ローター
・デンマ
・バイブ
・ディルド

いずれのグッズもSMプレイ用というよりは、ヴァニラプレイ(通常のセックス)でも活用できるものです。それだけに、ソフトSMで取り入れるとエッチをもっと盛り上げることができます。ローターやデンマはクリトリスへの刺激に、デンマやディルドは膣内に挿入して使うものです。基本的には男性が女性を愛撫するためのアイテムですが、逆に女性がマゾヒストな男性に使って、ちょっといじめてみることもできますよ。

ローター

ローターとは、卵形の小さなグッズが振動することによって、性的刺激を得ることができるセックストイです。色もピンクなどが多くて形も可愛らしいので、女性が初めて導入するグッズとして人気を集めています。ローターは女性器、特にクリトリスを刺激するためのグッズです。特に前戯でヴァギナを慣らすために使うことが多いので、馴染みのある方も少なくないでしょう。マゾな女性がソフトSMプレイをする場合は、ローターを使った焦らしプレイやクリトリス責めがおすすめです。

やり方としては基本的には通常どおりで構いません。クリトリスはとても敏感なのでいきなり当てるのではなく、まずは指で慣らしてから使うようにしてもらいましょう。先ほどご紹介した焦らしプレイも混ぜて、じっくりドキドキを高めることがコツ。それから、クリトリスでイッてしまうまでどんどん責めてもらうのです。言葉責めも取り入れるとさらに興奮が高まるでしょう。また、最近ではスマホアプリで遠隔操作ができるローターもあります。

遠隔操作型のローターは高額ですが、活用の仕方次第によっては、もっと刺激的なプレイもできるかもしれません。例えば、ちょっとした野外プレイもやってみたいという場合は、女性の下着の中にローターを入れておいて、外出中に彼にスマホでローターを遠隔操作してもらう、なんてプレイも可能です。いろいろな楽しみ方ができるのもローターの大きな魅力だといえるでしょう。ただし、ローターはバイブレーターと違って防水仕様ではないため、ローターを膣内に挿入して使うのは止めましょう。

女性用のセックストイというイメージが強いローターですが、実は女性が男性に使うこともできます。女性側がトップでパートナーがボトムという場合は、ローターで彼の性感帯を責めてしまいましょう。特にペニスや乳首がおすすめ。フェラチオのときなどに、弱めの振動にしたローターをペニスに当ててみるのです。慣れてきたら亀頭に当てても良いでしょう。乳首は男性でも感じるので、チクニーのときのようにローターを使ってあげると、彼に変わった刺激を味わわせることができますよ。

デンマ

デンマは電気マッサージ器のことで、元々は肩や首の凝りをほぐすための医療器具です。しかし、女性が性器に使うととても気持ちよくなることができるので、セックストイとして活用されることもあります。デンマはクリトリスを刺激するために使うことがほとんどです。そのため、マゾな女性は彼にデンマでクリトリスを責めてもらうと、強力な快感を味わうことができるでしょう。ただし、デンマの振動はローターやバイブと比べて、遥かに強いことに注意が必要です。

セックスの前戯のときにデンマをクリトリスにいきなり当てると、クリトリスを痛めてしまうことがあります。むしろ、デンマは性器に直接当てるというよりは、少し離れて当てて間接的に刺激を伝える方がより効果的です。太ももの付け根や下腹部など、ヴァギナに近いところに当てると、膣の奥まで振動が伝わってきます。Gスポットやポルチオまで気持ちよくなれるかもしれませんよ。カップルでいろいろ試してみて、より気持ちいい使い方を探してみましょう。

また、デンマもローターと同じように、男性に使うこともできますよ。そのため、男性がマゾな場合は彼のアソコをデンマで責めてみましょう。デンマの刺激を感じている彼の顔を眺めることができるので、サドな女性にはたまりません。マゾな男性もとても喜んでくれることでしょう。ただし、デンマの振動は非常に強いので、睾丸に当てるのは絶対に止めてください。睾丸に当てなくても強い痛みを感じてしまうことがあるので、状況を見ながら使うようにしましょう。

バイブ

バイブは後述するディルドに振動機能がついたものなので、形状はペニスに近いものになっています。先ほどのローターやデンマもバイブレーターの一種ではありますが、デンマは使用目的が大きく違うことが特徴。基本的には女性が膣内に挿入して、Gスポットやポルチオなどの性感帯を刺激するためのグッズです。これらの性感帯は指で刺激するのが難しいですが、バイブを使えば簡単に刺激することができます。ソフトSMプレイでも彼に使ってもらうと効果的です。

バイブはヴァギナに挿入して使いますが、事前の愛撫でしっかりほぐしておく必要があります。前述したローターを活用してクリトリスをしっかりほぐしてもらっておくと、膣内の性感帯も活性化して感じやすくなるのでおすすめです。それからは彼にどんどん責めてもらって、中イキさせてもらうとすごく気持ちよくなれますよ。Gスポットやポルチオそれぞれを効果的に刺激するための、専用のバイブもあるので必要に応じて試してみると良いでしょう。

バイブの良いところは、振動機能があるため手で頻繁に動かさなくても気持ちよくなれることです。もし、振動機能が不要な場合や自由に動かせる方が良いという場合は、後述するディルドの方を使うようにすると良いでしょう。また、バイブもやはり男性に対して使うことができます。詳細は後述のディルドで解説しますが、マゾな男性はアナルを責めてもらうのが大好きです。バイブならアナル責めもやりやすいので、初心者の方のソフトSMプレイにおすすめできます。

ディルド

ディルドは先ほどご紹介したバイブから振動機能がなくなったものです。男性器を模した張形で、世界最古のセックストイとも呼ばれています。それだけに、現代の女性も使いやすいグッズだと言えるでしょう。ディルドの大きな特徴は、やはり振動機能がないことです。すべて自分で動かす必要があるため難しいこともありますが、振動に邪魔されることなく思いどおりに使いやすいのが魅力。ソフトSMプレイで自分がボトムになる場合も、ぜひ使ってもらいましょう。

女性側がトップになる場合は、男性のアナルにディルドを挿入する「アナルプレイ」がおすすめです。実は、一部の男性はアナルを責められることをとても好みます。なぜなら、アナルプレイで「前立腺」を責められると、とても気持ちよくなれるからです。前立腺は男性固有の特別な性感帯。ここでオーガズムに達すると、「ドライオーガズム」という特別な絶頂を得ることができるのです。ただし、アナルプレイを行う際はいくつか準備を整えておく必要があります。

アナルは本来排泄器官なので、事前に浣腸で肛門や直腸などを洗浄しておくことが大切です。それから、指でアナルを丁寧にマッサージして慣らします。次は指をゆっくり入れて動かすことでアナルを慣らしましょう。こうして十分に準備が整ってから、ディルドを挿入するのです。こうすることで、安全なアナルプレイが可能になります。ただ、ディルドで前立腺を刺激するのはなかなか難しいので、カップルで試行錯誤を重ねながら彼のアナルを開発してあげましょう。

まとめ

今回は、SMプレイとはそもそもどういうものなのか、よくある誤解を解消しながら解説しました。SMプレイというと、怖かったり痛かったりするというイメージがあったかもしれませんが、実は全く違うものだということが分かりましたね。SMプレイはお互いが楽しくて気持ちよくて、しかも安心して相手に任せることができないと意味がありません。そのため、SMプレイにはカップルの信頼関係が必要不可欠で、またプレイを行うことによってカップルの愛も絆も深まるのです。

ただ、ハードなSMには専用のグッズも必要でプレイも過激になりやすいので、抵抗感がある人も少なくありません。そこで、まずは身近な日用品で手軽に始められる、「ソフトSM」から始めてみましょう。タオルで目隠しをしたりネクタイで手足を縛ったりして、目隠しプレイや束縛プレイを気軽に試すことができます。筆やブラシを使ったくすぐりプレイも、意外と刺激的なソフトSMになりますよ。氷を使った羞恥プレイや、前戯やオーガズムの焦らしプレイも効果的です。

こういったグッズなしのソフトSMに慣れてきたら、アイマスクや手錠、ボールギャグなどを使った、少し本格的なSMにもチャレンジしてみましょう。きっと楽しめるはずです。さらに、ローターやデンマ、バイブやディルドなどのセックストイも取り入れると、お互いにもっとソフトSMプレイを楽しめるようになります。グッズを使うことで、二人の新たな性感帯や性癖に気付けるかもしれませんよ。ソフトSMを取り入れて、カップルのエッチを刺激的に楽しみましょう。